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ガイド No. 691

閏(うるう)秒の影響について


【質問】
2005年12月31日23:59:59(UTC) と 2006年01月01日00:00:00 の間に1秒の
閏(うるう)秒が挿入されるようですが、何か影響はあるでしょうか。

【回答】
今回の閏秒は地球の自転の誤差等により挿入されるものであり、特にシス
テムが影響を受けることはありません。
また、Linux の glibc レベルでは xx:xx:60 という時刻の対応がされて
おり、NTP サーバーから得た時刻を元にこの値が設定されても特に問題が
発生することはございません。

運用されているシステムが外部 NTP サーバ等によって時刻調整を行って
いる場合、閏秒が挿入される時刻から同期が行われる迄の間、1秒だけ
ずれた状態になりますが、同期が行われた後は正しい値に設定されます。
逆に、NTP サーバーによる同期を行っていない場合で、1秒の誤差が発生
することが問題である場合は、一度 date コマンド等を利用し、手動で
正しい時刻に設定する必要があります。

なお、glibc が参照する zoneinfo ファイルを修正することで、自動的に
誤差を修正させることも可能です。以下の設定を行うと、システム上も
閏秒が正しく挿入されます。手順は以下の通りです。

1. ftp://elsie.nci.nih.gov/pub/ より最新の timezone 情報を取得します。
  現時点での最新は tzdata2005p.tar.gz です。(2005/12/12 現在)

2. ファイルを展開します。
  ------------------------------
  # tar xvzf tzdata2005p.tar.gz
  ------------------------------

3. ここからは Asia/Tokyo の timezone 設定を行う例を示します。他の
  地域の zoneinfo が必要な場合は同じように処理を繰り返します。

4. 展開されたファイルから asia と leapseconds というファイルを
  使って、以下のコマンドで zoneinfo ファイルを作成します。
  --------------------------------
  # zic -d . -L leapseconds asia
  --------------------------------
  カレントディレクトリの下に Asia/ ディレクトリが作成されて、その
  下に Asia 各地の zoneinfo ファイルが作成されます。これらのファ
  イルを /usr/share/zoneinfo/Asia/ 以下にコピーして下さい。更に
  Asia/Tokyo というファイルを /etc/localtime としてコピーします。

5. 上記の設定を行えば、以後、システムは閏秒が考慮された動作を
  行います。
キーワード
うるう秒 閏秒

関連文書
(none)

対象製品
  • Turbolinux 10 Server
  • Turbolinux 8 Server
    Last modified : Thu Dec 15 JST 2005 # 1