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ブートとディスク管理 No. 532 PXEネットワークブートによるNFSインストール
【解説】
PXE(Preboot eXecution Environment)とは、ネットワークブートの規格です。
PXE対応のNIC(Network Interface Card)はこの規格に準拠したソフトウェアをROM上に
保持しており、PXEサーバが存在するネットワーク環境で、ネットワークブートが可能
になります。
ネットワークブートが有効になっているクライアントPCの電源を入れると,PXE
エージェントが動作しDHCPサーバからIPアドレスを取得します。その後、PXE
エージェントはTFTPサーバからシステムが起動する為に必要なカーネルとinitrdの
イメージファイルをダウンロードしこれに制御を移します。
【設定】
Turbolinux 8 Serverではネットワークブートサービスを提供する方法として、
PXEサービスが追加されています。
DHCPサーバとPXEサーバが同じマシンの場合と別の場合では設定方法が異なります。
以下に2つの手順を示します。
【DHCPサーバ、PXEサーバを別のマシンで使用する場合】
●使用した機器構成
DHCPサーバ(Turbolinux 8 Server)
TFTP、PXE、NFSサーバ(Turbolinux 8 Server)
PXEネットワークブート対応のノートPC(SONY PCG-SRX7S/PB)
1) TFTPサーバ
ダウンロードするイメージファイルをTFTPで公開します。
TFTPはxinetd経由で起動されますので、chkconfigコマンドでtftpを有効にし、xinetd
を再起動します。
# chkconfig tftp on
# /etc/init.d/xinetd restart
/etc/hosts.allowファイルを編集し、クライアントPCのアクセスを許可します。
[/etc/hosts.allow]
--------------------------
in.tftpd : 192.168.0.0/24
--------------------------
2) イメージファイル
/tftpboot/X86PC/UNDI-2.1/linux-install/ディレクトリに2つのイメージファイルを
配置します。イメージファイルはカーネルをlinux.1, initrdをlinux.2という名前で
配置します。
インストールするTurbolinux 8 WorkstationのInstall CD1に収録されている
イメージファイルをコピーします。
# mount /mnt/cdrom/
# cd /mnt/cdrom/images
# cp ./vmlinuz /tftpboot/X86PC/UNDI-2.1/linux-install/linux.1
# cp ./initrd.img /tftpboot/X86PC/UNDI-2.1/linux-install/linux.2
ファイルに実行権を与えます。
# chmod 755 /tftpboot/X86PC/UNDI-2.1/linux-install/*
3) PXE
設定ファイルは/etc/pxe.confになります。
今回のようにDHCPサーバと別のホストに設定している場合は特に設定の必要はありま
せん。
PXEを起動します。
# /etc/init.d/pxe start
4) NFS
Install CDをネットワーク経由でインストールするためにNFSを使用します。
/etc/hosts.allowファイルは環境に合わせて編集してください。
[/etc/hosts.allow]
-------------------------
portmap : 192.168.0.0/24
-------------------------
エクスポートディレクトリ(/mnt/nfs/)を作成します。
# mkdir /mnt/nfs/
/etc/exportsファイルに以下の記述を追加します。
[/etc/exports]
-------------
/mnt/nfs/
-------------
Turbolinux 8 WorkstaionにはInstall CDが2枚ありますのでこれら2つのInstall CDを
ひとつにまとめてハードディスクへコピーしておく必要があります。
Install CD1
turboディレクトリをエクスポートするディレクトリにコピーします。
# cp -R /mnt/cdrom/turbo/ /mnt/nfs
Install CD2
turbo/RPMSディレクトリ以下のファイルを先ほどコピーしたturbo/RPMSディレクトリへ
コピーします。
# cp -R /mnt/cdrom/turbo/RPMS/ /mnt/nfs/turbo/
portmap、nfsを起動してください。
# /etc/init.d/portmap start
# /etc/init.d/nfs start
5) インストール
BIOSでネットワークブートを有効にし、ノートPCをネットワーク経由でブートします。
DHCPからIPを取得後、[F8]キーを押しメニューを表示します。
メニューから「Remote Install Linux」を選択すると、イメージファイルのダウンロード
が開始され、続いてインストーラが起動します。
インストーラが起動したら、
「インストール方法」の画面で、NFS imageを選択します。
「TCP/IPの設定」の画面で、動的IP設定を使用するにチェックを入れ、DHCPサーバから
IPアドレスを取得します。
「NFSセットアップ」の画面で、手順4)で設定したNFSサーバのホスト名、
エクスポートディレクトリを指定します。
以後は通常通りインストールを行うことが可能です。
【DHCPサーバ、PXEサーバを同じマシンで使用する場合】
●使用した機器構成
DHCP、TFTP、PXE、NFSサーバ(Turbolinux 8 Server)
PXE対応のノートPC(SONY PCG-SRX7S/PB)
1) TFTPサーバ
上記と同様になります。
2) イメージファイル
上記と同様になります。
3) DHCP
DHCPサーバ、PXEサーバを同じマシンで使用する場合、/etc/dhcpd.confに変更が
必要になります。
[/etc/dhcpd.conf]
----------------------------------------------
ddns-update-style none;
subnet 10.1.1.0 netmask 255.255.255.0 {
range 10.1.1.1 10.1.1.100;
option vendor-class-identifier "PXEClient"; <- 追加
}
----------------------------------------------
option行で「vendor-class-identifier "PXEClient"」指定します。
この行を指定しないとクライアント側はIPを取得できません。
DHCPを起動します。
# /etc/init.d/dhcpd start
4) PXE
PXEは、DHCPまたはBOOTPと組み合わせて使用する必要があります。
PXEサーバとDHCPサーバが同じマシンを使用するとき、/etc/pxe.confのUseDHCPPortを0
に指定します。これにより、PXEサーバに含まれるProxyDHCPがポート67番を使用する
ようになります。
[/etc/pxe.conf]
-------------------
UseDHCPPort 0
-------------------
PXEを起動してください。
# /etc/init.d/pxe start
ProxyDHCPが使用するポート67番を/etc/servicesに記述します。
[/etc/services]
-------------------
pxe 67/udp
pxe 4011/udp
-------------------
5) NFS
上記と同様になります。
6) インストール
上記と同様になります。
install Intel boot DHCP vmlinuz Network Interface Card PXE 関連文書 対象製品
Last modified : Thu Jan 16 JST 2003 # 2
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