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ブートとディスク管理 No. 491 ソフトウェアRAID0の構築
ソフトウェアRAID0の構築手順を説明します。
RAID0とはディスクのストライプ化を行い、読み書きを複数のディスクに分散できるため
パフォーマンスがあがりますが、冗長性はないRAID構成です。
例として2台のハードディスクを使用し、パーティションは以下のように構成します。
【パーティション構成】
・ディスク1(/dev/hda)
/dev/hda1 /boot 64MB
/dev/hda2 / 3GB
/dev/hda3 swap 256MB
・ディスク2(/dev/hdd)
/dev/hdd1 / 3GB
ソフトウェアRAIDを構成する際には複数のディスクデバイスをまとめる必要があり、
それらのデバイスが "md" という仮想デバイスとして作成されます。
・仮想デバイス(/dev/md)
/dev/md0 各ディスクの "/" パーティションに対応
【RAID構築手順】
RAID0の構築は、Turbolinuxをインストール時に "TFDisk" から行うことができます。
(1)
・/bootパーティションの作成
TFDiskの画面にて、/dev/hda1 として認識されているディスクで "パーティションの追加"
ボタンを押し、
パーティションタイプ:Linux ext2
マウントポイント :/boot
容量 :64(MB)
を作成する。
(2)
・/パーティションのRAID化
TFDiskの画面にて、2台のハードディスクそれぞれで "パーティションの追加"
ボタンを選択し、
パーティションタイプ:Linux RAID
容量 :3000(MB)
を作成する。その後、"ソフトウェアRAIDの作成" ボタンを選択し以下の選択を行う
ことにより、md0仮想デバイスが作成される。
RAIDタイプ :RAID0
ブロック :/dev/hda2、/dev/hdd1 にチェック
ファイルシステム:ext2
マウントポイント:/
(3)
・swapパーティションの作成
TFDiskの画面にて、/dev/hda3 として認識されているディスクで "パーティションの追加"
ボタンを押し、
パーティションタイプ:Linux スワップ
マウントポイント :swap
容量 :256(MB)
を作成する。
(4)
・LILOのインストール
"/dev/hda マスターブートレコード(MBR)" にインストールを行う。
以上の設定で、インストールの際にRAID構成を構築する設定は終了です。
上記項目以外の設定箇所は通常のインストールと同じように進めて下さい。
なお、起動ディスクは必ず作成しておいて下さい。
※Turbolinux 7 Serverをインストールした時点での initscripts パッケージには
終了処理に問題がありますので、以下のサイトより最新版の initscripts
(initscripts-7.0.0-18.i586.rpm 以上)をダウンロードしてご使用下さい。
http://www.turbolinux.co.jp/update/
【RAID確認方法】
RAID構成されたディスクの正常性を確認するにはコマンドラインより以下の
コマンドを入力して下さい。
# more /proc/mdstat
正常に動作している場合、次のような表示が出力されます。
---------------------------------------------------------------------
Personalities : [raid0]
read_ahead 1024 sectors
md0 : active raid0 ide/host0/bus0/target0/lun0/part2[0] ide/host0/bus1/target0/lun0/part1[1]
6140032 blocks 64k chunks
unused devices: <none>
---------------------------------------------------------------------
また、ディスクをRAID構成にすることにより "/etc/raidtab" ファイルが作成
されます。ファイルの内容は次のコマンドで確認できます。
# more /etc/raidtab
ファイルの内容は次のようになります。
---------------------------------------------------------------------
raiddev /dev/md0 <--仮想デバイスの指定
raid-level 0 <--RAIDの種別
nr-raid-disks 2
chunk-size 64k
persistent-superblock 1
#nr-spare-disks 0
device /dev/hda2 <--ディスク1の指定
raid-disk 0
device /dev/hdc1 <--ディスク2の指定
raid-disk 1
---------------------------------------------------------------------
"df" コマンドを使用してディスク容量を確認することによっても正常にRAID0が構築されて
いることを確認することができます。次の表示では、ディスク1の3GBとディスク2の3GBを
合わせたディスク容量である6GBとして / パーティションが構成されていることが分かります。
---------------------------------------------------------------------
Filesystem 1k-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/md0 6043524 940244 4796280 17% /
/dev/hda1 62193 4705 54277 8% /boot
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以上、RAID0の構築方法を述べましたが、RAID0はデータの完全性に対する保証
がないため、定期的にテープバックアップ装置等を用いてデータバックアップ
を行うことをおすすめします。
対象製品
Last modified : Fri Apr 19 JST 2002 # 3
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