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ハードウェアとドライバ No. 347

ATAPI 接続 CD-R ドライブの設定とCDイメージファイルの書き込み


ATAPI 接続の CD-R ドライブを使用して、CDイメージファイルからCD-ROMを作成する
手順を解説します。

【概要】
Turbolinux でCD-Rメディアへの書き込みを行うには、SCSI接続のCD-Rドライブが必要
です。ATAPI接続のドライブを使用するためには、SCSIエミュレーションの設定が必要
です。ここでは、ATAPI接続のCD-Rドライブを設定し、CD-ROMイメージファイルをCD-R
メディアに書き込む方法について解説します。CDイメージファイルの作成方法について
は、関連文書をご参照ください。


【設定手順】
1) ATAPI CD-R ドライブの接続位置を確認します。

CD-R ドライブの接続位置を確認してください。
ここでは、/dev/hdc に接続されているものとします。また、他のCD-ROMドライブは
存在しないものとします。

2) (7 Workstationの場合)/etc/lilo.conf に設定を追加します。

SCSIエミュレートを設定するためには、そのドライブがIDEのドライバからは認識され
ていない状態である必要があります。ide-cdのサポート(CONFIG_BLK_DEV_IDECD)が、
カーネル本体へ組み込まれている Turbolinux 7 Workstation では、カーネル起動時に
オプションを指定する必要があるため、liloの設定を修正します。
Turbolinux 7 Server 以降をご利用の場合には、この設定は不要です。

[/etc/lilo.conf]
-------------------------------
image=/boot/vmlinuz
        label=linux
        root=/dev/hda2
        append="hdc=ide-scsi" <- 追加
        read-only
-------------------------------
(hdc以外に接続されている場合は、適宜書き換えてください。)

lilo.conf を保存したら lilo コマンドを実行し、設定を反映させます。
エラーが発生していないことを確認したら、システムを再起動します。

3) シンボリックリンクの作成

SCSI-CDデバイスは、scd[0-7]のいずれかになります。

# cat /proc/scsi/scsi

で、デバイスの一覧が確認できますので、接続位置を確認してください。
リストの最初に表示されているCD-ROMがscd0になります。

今回は、2台目のCD-ROMドライブが存在しないので、/dev/cdrom のリンク先を修正
してしまいます。

# cd /dev
# ln -sf scd0 cdrom

4) /etc/modules.conf にモジュールを追加

(Turbolinux 7 Workstation)
[/etc/modules.conf]
-------------------------------------
alias scsi_hostadapter ide-scsi
alias scd0 sr_mod
-------------------------------------

(Turbolinux 7 Server 以降)
[/etc/modules.conf]
-------------------------------------
alias scsi_hostadapter ide-scsi
alias scd0 sr_mod
options ide-cd ignore=hdc
-------------------------------------
(hdc以外に接続されている場合は、適宜書き換えてください。)

必要なモジュールは環境により異なります。
ここでは、scd0 にアクセスしたときに、sr_mod が呼び出され、
sr_mod が呼び出される前にはide-scsiが呼び出されるように設定しています。
なお、Turbolinux 7 Workstation をご利用の場合には、options行は不要です。

5) モジュールが正しくロードされることを確認

modprobe を実行し、ide-scsiモジュールとSCSI-CDドライブを動作させるために必要な
モジュールが正しくロードされることを確認してください。

# modprobe scd0
# lsmod
Module                  Size  Used by
sr_mod                 17172   0  (unused)
ide-scsi                7424   0 

6) デバイスの検出

SCSIデバイスを検出し、そのデバイス位置を調べます。ide-scsiモジュールがロードされていることを
確認したら、`cdrecord -scanbus`を実行します。

# cdrecord -scanbus
Cdrecord 1.8 (i686-pc-linux-gnu) Copyright (C) 1995-2000 Jg Schilling
Using libscg version 'schily-0.1'
scsibus0:
        0,0,0     0) 'LG      ' 'CD-RW CED-8080B ' '1.09' Removable CD-ROM
        0,1,0     1) *
        0,2,0     2) *
        0,3,0     3) *
        0,4,0     4) *
        0,5,0     5) *
        0,6,0     6) *
        0,7,0     7) *

カンマで区切られた3つの数字は、それぞれ BUS,ID,LUN を表します。

7) /etc/cdrecord.conf の編集

cdrecord.confには、cdrecordコマンド実行時に明示的に指定されなかった場合の既定値を
定義することができます。たとえば、以下のように指定します。

[/etc/cdrecord.conf]
------------------------------------------
CDR_DEVICE=LG

# drive name    device  speed   fifosize
#
LG=             0,0,0   4       4m
------------------------------------------

8) CD-ROMイメージファイルの入手

Turbolinux では、インストールCDのイメージファイルを無償で提供しています。
ダウンロード・サイトより入手してください。

例)Turbolinux Server 6.1 インストールCDイメージファイル
TLS-6.1.ja.INSTALL.iso

9) CD-ROMイメージファイルの確認

CD-ROMイメージファイルをマウントして内容を確認する事ができます。
内容が確認できたら、アンマウントしておきましょう。

# mkdir /mnt/isofs
# mount -t iso9660 -o loop -r TLS-6.1.ja.INSTALL.iso /mnt/isofs
# umount /mnt/isofs

10) 書き込みのテスト

メディアへの書き込みには、cdrecord コマンドを使用します。
まず、実際の書き込みを行う前に、テストを実行します。-dummy オプションを指定すると、
書き込み処理は行われますが、実際にレーザーは照射されません。

# cdrecord -dummy -v -data TLS-6.1.ja.INSTALL.iso

11) 書き込みの実行
テストが無事完了したら、実際に書き込みを実行します。

# cdrecord -v -data TLS-6.1.ja.INSTALL.iso

cdrecord には、他にも様々なオプションが用意されています。
詳細については、`man cdrecord`をご参照ください。

【参考文献】
CD-Writing HOWTO:
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/CD-Writing-HOWTO.html
キーワード
CD-R ide-scsi cdrecord

関連文書
  • [355]データCDのイメージをそのままファイルとして保存する方法


    Last modified : Wed May 29 JST 2002 # 4