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ツールの解説 No. 194

TurboLinuxServerでユーザーのWWW,Mail容量制限をおこなう


【質問】
TurboLinuxServerでユーザーのWWW,Mail容量制限をおこないたい。

【回答】
ディレクトリの容量制限には、quota(クォータ)という仕組みを使います。

「TurboLinux Server6.0 サーバー構築/運用ガイド」のp147〜に
書かれております手順で、quotaを設定いたします。以下の作業はroot権限で
行ってください。

まず各ユーザーのWWWページは

/home/ユーザー名/public_html

に置かれていて、メールは

/var/spool/mail/ユーザー名

に届くようになっておりますが、TurboLinuxServer6.0インストール時
に、/home と /var が別のファイルシステムとしてマウントされている
必要があります。

もしも/homeも/varも/(ルートパーティーション)にある場合は、メールは5M、
WWWページは10Mというふうに分けて設定することはできず、メールとWWW合わせて
15Mバイトまでといった設定しかできません。

> df

コマンドでどのようにパーティションの設定が行われているのか確認してくだ
さい。

例)
/dev/hda1              1189050    146317    981286  13% /
/dev/hda3              2035638     67850   1862563   4% /home
/dev/hda2              1492343    977421    437810  69% /usr
/dev/hda5               497667     35257    436708   7% /var
                                             
ここでは、/homeと/varが別のパーティーションに分かれているという
前提で話を進めさせていただきます。

(1) /etc/fstab の編集

まず、quotaを設定したいファイルシステムに対してマウント
オプションを追加します。

/etc/fstabのなかの/homeと/varのディレクトリのマウント
されているパーティーションに対して、usrquotaというオプションを
追加します。

例)
/dev/hda1               /                       ext2    defaults        1 1
/dev/hda3               /home                   ext2    defaults,usrquota        1 2
/dev/hda2               /usr                    ext2    defaults        1 2
/dev/hda5               /var                    ext2    defaults,usrquota        1 2

その後システムを再起動します。

(2) quotaファイルの作成

たとえばWWWページの容量制限を行うため/homeディレクトリに

> cd /home
> touch quota.user
> chmod og-rwx quota.user

のようにして[quota.user]ファイルを作成します。このファイルは
root以外に読み書きができないようにPermissionを設定します。

(3) quotaの設定

まず、任意のユーザー一人(ここでは仮にtarohとします)を
選び、quota設定を行います。/homeディレクトリで

> edquota -u taroh

エディタが起動して以下のようなテキストが表示されます。(XXX〜AAAは
任意の数字ですが最初は0になっています。WWW,VVVはquotaが有効に
なっていないときは0となりますが、普通は使用されているblock数、iNode
数が表示されます)

-------------------------------------
Quotas for user taroh:
/dev/hda3: blocks in use: WWW, limits (soft = XXX, hard = YYY)
inodes in use: VVV, limits (soft = ZZZ, hard = AAA)
-------------------------------------

現在使われているblock(ディスク容量)とinode(≧ファイル数)が表示
され、soft limit と hard limitの数値をそれぞれ設定できます。
soft limitとhard limitについて詳細は「サーバー構築/運用ガイ
ド」のp150をご参照ください。

hard limitではいかなる場合もこれを越える容量書き込みはできなくなり
ます。soft limitではこれを越えた時点でユーザーに警告を促し、後に設定
する時間制限を越えてもsoft limit値を越えたままであれば書き込みができ
なくなります。

XXX〜AAAの値は、たとえば1blockは1kbなので、5Mバイトにする場合
は50000(51200でもよい)とします。

必要に応じてsoft limitの時間制限を

> edquota -u -t

で設定してください。(単位は days hoursなどで設定できます)

メールについてもディレクトリ/varで/homeと同様に設定します。

(4) quota 設定の複製

こうして tarohに対して行ったquota設定を別のユーザーにも
反映させるには、

> edquota -p taroh hanako saburoh

のようにすればtarohの設定をhanakoとsaburohにもコピーする
ことができます。

(5) quotaの有効化

> quotaon -avug

でquotaを有効にします。

このようにしてユーザーごとに/homeと/varの容量制限をかけることに
より、WWWページおよびメールの容量制限を行うことができます。
キーワード
quota Mail WWW directory

関連文書
(none)

対象製品
  • Turbolinux Server 6.0
    Last modified : Fri Nov 10 JST 2000 # 2