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ハードウェアとドライバ No. 106

テープデバイスの操作


【解説】

SCSI接続のテープデバイスの使用方法を解説します。

【手順】

1. デバイスの認識

1) 接続の確認

SCSI カードとテープドライブの接続を確認します。

# cat /proc/scsi/scsi

テープドライブが正しく認識されていればテープドライブに関する情報が返されます。

出力例:
Attached devices:
HOST : SCSI0 Channel : 00 ID :06 Lun : 00
 Vendor : COMPAQ MODEl : SDT-9000  Rev 4:01
 Type : Sequential-Access          ANSI SCSI revision :02

2) mt-st パッケージのインストール

mt-st パッケージがインストールされているか確認して下さい。

# rpm -q mt-st

インストールされていない場合には、ここでインストールを実行しておきます。

3) デバイスファイルの準備

テープドライブが1台の場合、デバイスファイルは /dev/st0 または、/dev/nst0に
なります。/dev/st0 を使用する場合、アクセス終了後に巻き戻しを行います。
/dev/nst0 を使用する場合、巻き戻しを行いません。
テープに使用するデバイス名は、環境変数TAPEに定義しておきます。

export TAPE=/dev/nst0

環境変数TAPEが定義されていない場合には、/dev/tapeが使用されますので、
シンボリックンクを作成しておいても良いでしょう。

# ln -s /dev/nst0 /dev/tape

4) ドライバのロード

テープデバイスをサポートするドライバは st.o ですのでこれをロードします。

# modprobe st

lsmod を実行し、stがリストされていることを確認してください。


2. テープの操作

1) 状態確認

テープドライブにテープを挿入し、状態を確認します。

# mt status

出力例:
SCSI 2 tape drive
File number=0 ,blocknumber=0 ,partition=0
Tape block size 0 bytes. Dencity code 0x23(DOS-2)
Soft error count since last status=0
General status bits on (41010000):
BOT ONLINE IM_REP_EN

最後の行に、ONLINE と表示されていることを確認します。

2) テープの操作

mt コマンドを使用すると、他にも様々な操作を実行することができます。
詳細につきましては、`man mt`をご参照ください。

先頭に巻き戻す
# mt rewind

指定分先のファイルの先頭に進める
# mt fsf 2

指定分前のファイルの次ファイルの先頭に戻す
# mt bsfm 2

巻き戻し、可能であれば排出する
# mt offline

削除する
# mt erace

リテンション(テープを巻き直す)
# mt retension

3. データの保存と読み出し

テープへのデータの読み書きには、tar コマンドを使用します。
tar コマンドにはたくさんのオプションが用意されていますので、詳細につきましては、
`man tar`をご参照ください。主に使われるコマンドは、以下の通りです。テープの
頭出しを行ってから、コマンドを実行します。

書き込み
# tar -cvf /dev/tape <directory>

読み出し
# tar -xvf /dev/tape <directory>

表示
# tar -tvf /dev/tape <directory>

実行例:
# mt rewind
# mt fsf
# tar -cvf /dev/tape /var
キーワード
tar tape

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Last modified : Tue Jun 27 JST 2000 # 2