7.3. Yum Extender

Turbolinux Client EX では、yum の GUI 管理ツールとして Yum Extender を採用しています。

注意

商用パッケージを利用するには、はじめにコントロールセンターの "ライセンス設定" でライセンスファイルを登録しておく必要があります。ライセンス設定についは、項7.2 を参照してください。

注意

商用パッケージのインストールについて詳細は、「Turbolinux Client EX アプリケーションガイド」を参照してください。

ティップ

Turbolinux Client EX をご利用の場合は、製品に同梱の Live DVD をマウントしてローカル環境でのパッケージ追加やアップデートが可能です。Live DVD を CD/DVD-ROM ドライブに挿入し、媒体検出のダイアログが表示されたら "新しいウィンドウで開く" を選択するか、パネルの をクリックしメニューから "マウント" を選択しマウント後、以下の手順に従い Yum Extender を起動してください。メディアの操作については 項1.5 を参照ください。

注意

リポジトリサーバーのパッケージ情報取得後に、ネットワークから切断し、ローカルの Live DVD からインストールやアップデートを行う場合は必ず以下の操作を実行してパッケージ情報を更新してください。

  1. Yum Extender のメニューバーから "ツール" -> "Yum 全消去" を選択します。

  2. Yum Extender 画面左側の アイコン を選択し "リポジトリの選択" 画面を表示し [更新]ボタンをクリックします。

Yum Extender を起動するには、パネルの から "システム" -> "Yum Extender" を選択します。root のパスワードを聞かれる場合は入力してください。

Turbolinux Client EX ではあらかじめ yum のリポジトリサーバーが設定されており、起動すると自動的にインストール済のパッケージやアップデート可能なパッケージの情報を取得します。

画面左側の アイコンを選択するとパッケージがリスト表示されます。表示パッケージは、画面上部の "パッケージ" ラジオボタンで次のようにフィルタされます。パッケージの状態ごとに表示される文字の色は以下の通りになります。

表 7-2. "パッケージ" ラジオボタン

更新アップデート可能なパッケージのみを表示します。
利用可能インストール可能なパッケージのみを表示します。
インストールシステムにインストール済のパッケージのみを表示します。
全て上記全てのパッケージを表示します。

表 7-3. 文字の色(デフォルト)

アップデートパッケージ
インストール可能なパッケージ
インストール済のパッケージ

ティップ

"カテゴリ" プルダウンリストから、"RPM グループ"、"リポジトリ"、"アーキテクチャ"、"サイズ"、"日数" といったカテゴリを選択すると各項目ごとにカテゴライズされた表示に切り替わります。例えば、リポジトリを選択するとリポジトリサーバー毎にパッケージが表示されるようになります。

Yum Extenderの機能は以下の通りです。

ティップ

インターネットへ接続するためにプロキシサーバーを使用するネットワーク環境の場合は、"メニュー" から "編集" -> "設定" を選択し、"設定" タブの "プロキシを使用する" をチェックしてください。テキストボックスが表示されますのでプロキシサーバーの設定を行ってください。

7.3.1. パッケージの検索

画面左側の アイコンを選択し "パッケージ" 画面を表示します。画面上部にある以下のテキストボックスにキーワードを入力し をクリックしてキーワードを含むパッケージを検索することができます。 をクリックしキーワードをクリアします。

また、"検索オプション" の をクリックすると以下のようにリポジトリサーバーやアーキテクチャを指定して検索することもできます。

例えば、"ssh" を含む全てのパッケージを表示するには、画面上部の "パッケージ" ラジオボタンで "全て" を選択し、テキストボックスに "ssh" と入力し をクリックします。

上記の緑色の文字で表示されているパッケージはシステムにインストール済のもの、黒い字で表示されているパッケージはインストール可能なもの、赤い字で表示されているパッケージはアップデートパッケージです。アップデート / インストール / アンインストール等を行うパッケージを簡単に検索し画面にリストすることができます。

ティップ

パッケージをクリックして反転すると画面下部ウィンドウの "説明" "情報" などのタブにパッケージの詳細情報が表示されます。

注意

パッケージ選択時、リストの左端にあるチェックボックスをクリックすると選択(インストール) / 解除(インストールしない、既にインストールしている場合はアンインストール)が切り替わりますので注意してください。

7.3.2. パッケージのアップデート

システムをアップデートするには、画面左側の アイコンを選択しパッケージリストを表示します。"パッケージ" ラジオボタンで "更新" をクリックすると、アップデートパッケージのみが表示されます。

アップデートするパッケージのチェックボックスをチェックし選択し、[キューを処理する]ボタンをクリックします。

ティップ

[全て追加]や[全て削除] ボタンをクリックするとアップデートパッケージを一括選択 / 解除できます。

パッケージの依存関係をチェックし、次のように確認画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックして進みます。

"出力" 画面が表示されます。画面下部のプログレスバーでもアップデートの進捗を確認できます。

アップデートが完了するとダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると元の画面に戻り、[終了]ボタンをクリックすると Yum Extender を終了します。

注意

Linux カーネルのパッケージをアップデートした場合は、システムの再起動が必要です。

7.3.3. パッケージのインストール

Turbolinux Client EX に新規パッケージの追加インストールを行うことができます。yum は、パッケージ間の依存関係を解決し、選択されたパッケージをインストールするために必要な他のパッケージも自動的にインストールしますので、依存関係に頭を悩ませる必要もありません。パッケージ毎の選択だけでなく、グループ単位で選択し必要なパッケージをすべてインストールすることも可能です。

パッケージを追加するには、画面左側の アイコン を選択しパッケージ画面を表示して "パッケージ" ラジオボタンの "利用可能" をクリックします。インストール可能なパッケージが黒字で表示されますので対象のパッケージを選択します。または、 アイコンを選択し "グループ" 画面を表示しグループを選択することも可能です。左側の "グループ" ウィンドウの をクリックするとグループが展開表示されます。以下の例は、Moblin Development Environment グループを選択しています。グループを選択すると右側のウィンドウにパッケージが選択された状態で表示されます。

[キューを処理する]ボタンをクリックします。パッケージの依存関係をチェックし、次のように確認画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックして進みます。

"出力" 画面が表示されインストールの進捗を確認できます。

インストールが完了するとダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると元の画面に戻り、[終了]ボタンをクリックすると Yum Extender を終了します。

7.3.4. パッケージの削除

Turbolinux Client EX にインストールされているパッケージを削除するには、画面左側の アイコン を選択しパッケージ画面で "パッケージ" ラジオボタンの "インストール" をクリックしインストール済のパッケージを表示し、削除対象のパッケージの選択を解除します。または、 アイコンを選択し"グループ" 画面からの解除指定も可能です。次のように選択を解除したパッケージ、グループには アイコンが表示されます。

注意

必ずしも選択したアプリケーションだけが削除されるわけではないことに注意してください。あるアプリケーションを削除することによって、他のアプリケーションも削除される可能性があります。

削除したいパッケージの選択を解除したら[キューを処理する]ボタンをクリックします。パッケージの依存関係をチェックし、以下の確認ダイアログを表示します。

注意

依存関係が解決されなかった場合は、アンインストールを続行しないでください。

[OK]ボタンをクリックしてアンインストールを続行します。"出力" 画面が表示されインストールの進捗を確認できます。

インストールが完了するとダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると元の画面に戻り、[終了]ボタンをクリックすると Yum Extender を終了します。

7.3.5. パッケージキュー

インストールやアンインストールを実行する際、パッケージ画面やグループ画面でパッケージを選択 / 解除しますが、これらはパッケージキューに入ります。画面左側の アイコン を選択し "パッケージキュー" 画面で確認することができます。

パッケージを選択し[削除]ボタンをクリックしてキューから削除したり、[キューを処理する]ボタンをクリックして処理を実行します。また、[保存]ボタンでキューを保存し、保存した設定を[開く]ボタンで読み込む込むことも可能です。

7.3.6. リポジトリの選択

画面左側の アイコン を選択し "リポジトリの選択" 画面でリポジトリサーバーの選択 / 解除も可能です。リポジトリサーバーは、パッケージの実態とそのリストを保持し、yum クライアントに提供するサーバーです。Turbolinux Client EX ではデフォルトで必要なリポジトリサーバーが定義され選択されています。特に変更する必要はありません。

7.3.7. 出力

画面左側の アイコン を選択し "出力" 画面で処理履歴を確認することができます。