Windows では、マイコンピュータでハードディスクや CD-ROM ドライブなどのデバイスを "C ドライブ" や "CD-ROM" といったアイコンとして表示し、それぞれのドライブを基点にフォルダ階層が構築されています。

Linux では、すべてのデバイスやファイルはルートフォルダ( / と表記します)と呼ばれる 1 つのフォルダを基点としたツリー構造で管理しています。いずれのデバイスに存在するフォルダやファイルも、必ずこの / フォルダからたどることができるようになっています。

/ フォルダの中には、bin、boot、dev、etc、home、lib、opt、root、mnt、tmp、usr、var などの様々なサブフォルダが存在します。そして、フォルダとその下位層にあるフォルダやファイルは、/(スラッシュ)の記号で区切ることによって階層を表わします。例えば、mnt フォルダの中にある cdrom というフォルダは、/mnt/cdrom と表記することができます。なお、Windows では、フォルダの階層を C:\Windows のように \ で区切ります。
Turbolinux Client 2008 でユーザーを作成すると、"ホームフォルダ" という領域がユーザーに割り当てられます。一般ユーザーのホームフォルダは、/home/ユーザー名、システム管理者 root のホームフォルダは /root です。インストーラで taro という一般ユーザーを作成したのであれば、taro のホームフォルダは /home/taro になります。そして、Turbolinux Client 2008 にログインしたユーザーは、自分のホームフォルダ内で作業します。ホームフォルダ内であれば、ファイルを保存したり、新しいフォルダを作成することもできますが、通常、他のユーザーが所有しているファイルやフォルダへ書き込みを行うことはできません(/tmp フォルダのように全てのユーザーが書き込めるフォルダも存在します。/tmp は一時的な保存フォルダという意味を持った特別なフォルダです)。
したがって、アプリケーションで作成したファイルを保存するフォルダやインターネットからファイル等をダウンロードするときに指定するフォルダは、自分のホームフォルダ以下でなければなりません。ホームフォルダの下には、次のように "ダウンロード" や "ドキュメント" などというフォルダが用意されていますので、これらのフォルダを活用してもよいでしょう。

実際にフォルダへアクセスするにはファイルマネージャを使用します。ファイルマネージャについては、項1.5 を参照してください。
![]() | root ユーザーは、システムのあらゆる操作を許された特権ユーザーであるため、いかなるファイルやフォルダも削除することができます。root ユーザーでログインしたときは、システムに必要なファイルを誤って削除してしまわないように注意してください。 |