10.3. ユーザーとグループの管理

ユーザーとグループの作成や削除を行うには、ユーザー管理ツール(KUser)を使用します。このツールを使用すれば、コマンドを実行することなく、グラフィカルなインターフェースでユーザーとグループの作成/管理が行えます。

起動するには、パネルの から "システム" -> "KUser" を選択します。root のパスワードを聞かれる場合は入力してください。

10.3.1. ユーザーの追加と削除

画面には 2 つのタブが表示されます。"ユーザ" タブには、このシステムに登録されているユーザー名がリスト表示されています。"グループ" タブには、同様に登録されているグループ名がリスト表示されます。root ユーザーやインストール時に作成した一般ユーザーが表示されているはずです。

注意

他にも多くのユーザーやグループが登録されていますが、それらは Turbolinux Client 2008 によって自動的に作成されたユーザーでシステムが内部で必要としているユーザーです。これらのユーザーは削除しないでください。

新たにユーザーアカウントを作成するには、 をクリックします。以下のダイアログが表示されます。

作成するユーザー名を入力し[OK]ボタンをクリックします。すでに、入力したユーザー名が存在する場合は、警告メッセージが表示されますので、別のユーザー名を入力しなければなりません。ユーザー名が受け入れられると、以下の設定用のダイアログボックスが表示されます。

はじめに、"ログインシェル" から "/bin/bash" を選択してください。次に、ユーザーのパスワードを設定します。[パスワード設定]ボタンをクリックします。

"ユーザー" タブでは、他にも必要に応じて以下の上級者向けのオプション設定が行えますが、標準設定のままで問題ありません。

ユーザーID

各ユーザーに割り当てられる固有の番号です。ユーザー ID が 0 のユーザーが root ユーザーとなります。KUer で一般ユーザーを登録すると 500 番から使用されていない UID が自動的に割り当てられます。

フルネーム

作成するユーザーのフルネームをアルファベットで入力することができます。必須な項目ではありません。

ログインシェル

ユーザーがログインしたときに起動するシェルを選択します。通常は、/bin/bash を選択してください。

ホームフォルダ

ユーザーのホームフォルダを変更することができますが、通常は /home/ユーザー名 を使用するためデフォルトのままで問題ありません。

オフィス #1、オフィス #2、アドレス

作成するユーザーのオフィスや、連絡先を入力することができます。必須な項目ではありません。入力する必要はありません。

ホームフォルダを作成

ユーザーアカウントの作成時にユーザーのホームフォルダを作成しない場合は、選択を解除しますが、通常は選択されたままにしておきます。

スケルトンをコピー

ユーザーのホームフォルダを作成する際に、/etc/skel ディレクトリに格納されてる各種設定ファイルの雛型をユーザーのホームフォルダへコピーするかどうかを指定することができます。通常は選択されたままにしておきます。

"グループ" タブでは、作成するユーザーを所属させるグループを選択することができます。

既存のグループがリスト表示されますので作成するユーザーを所属させるグループを選択します。Turbolinux Client 2008 では、ユーザーアカウントを作成すると同時に、ユーザー名と同じ名前のグループ(プライベートグループ)を作成し、そのグループをそのユーザーのプライマリグループとします。ここで選択したグループはユーザーのセカンダリグループとなります。

また、"パスワード" タブでは、パスワードの有効期限に関する設定が行えます。

1 つ目のテキストボックスには、ユーザーにパスワードを保持させる日数を指定します。この期間が経過するまでパスワードの変更はできません。passwd コマンドで "passwd -n 日数 ユーザ名" を実行した場合の処理に相当します。

2 つ目のテキストボックスには、ユーザーが同じパスワードを使用できる日数を指定します。この期間を過ぎると、ユーザーはパスワードを変更しなければなりません。passwd コマンドで "passwd -x 日数 ユーザ名" を実行した場合の処理に相当します。

3 つ目のテキストボックスには、パスワードの有効期限が切れることを、何日前にユーザーに警告(warning)するかを指定します。passwd コマンドで "passwd -w 日数 ユーザ名" を実行した場合の処理に相当します。

4 つ目のテキストボックスには、パスワードの有効期限が切れた後、何日経過したらアカウントを無効にするかを指定します(猶予期間)。この期間を過ぎるとアカウントは自動的に使用不可となります。passwd コマンドで "passwd -i 日数 ユーザ名" を実行した場合の処理に相当します。

"アカウントの有効期限" には、ユーザーのアカウントが自動的に使用不可になる日時を指定します。"しない" チェックボックスを選択をした場合には無期限です。選択を解除した場合、有効期限を指定します。たとえ猶予期間内であってもパスワードは無効となります。useradd コマンドで "useradd -e 日月年 ユーザ名" を実行した場合の処理に相当します。

ユーザーを削除するには、リストから削除するユーザーを選択し をクリックします。以下のダイアログが表示されます。

ユーザーアカウントの削除と同時にユーザーのホームディレクトリとメールデータも削除する場合は、選択して[削除]ボタンをクリックします。以下のように、プライベートグループも削除するかどうかを聞かれます。

通常は[削除]をクリックしてユーザー名と同名のプライマリグループも削除します。

10.3.2. グループの追加と削除

新たにグループを作成するには、 をクリックします。以下のダイアログが表示されます。

作成するグループ名を入力し[OK]ボタンをクリックします。グループに所属させるユーザーをリストから選択することも可能です。グループ番号(GID)は 500 番から使用されていない番号が自動的に割り当てられますので標準のままで問題ありません。入力したグループがすでに存在する場合は、警告メッセージが表示されますので、別のグループ名を入力しなければなりません。グループ名が受け入れられると、リストへ追加したグループが表示されます。

グループの作成後にユーザーを追加するには、リストのグループ名をダブルクリックするか、選択して をクリックします。

グループを削除するには、削除するグループを選択し をクリックします。

確認のダイアログが表示されますので[削除]ボタンをクリックします。