10.10. KPowersave

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Turbolinux Client 2008 を HDD へインストールした後にアップデートを実行して task-client をアップデートインストールすると KPowersave は、利用可能になります。アップデートについて詳細は「Turbolinux Client 2008 インストールガイド」および 項7.3 項7.5 を参照してください。

10.10.1. 情報ダイアログ

Turbolinux Client 2008 をアップデートすると KPowersave がインストールされログイン時に自動起動するよう設定されます。手動で起動するには、パネルの から "システム" -> "KPowersave" を選択します。パネルのシステムトレイにはアイコンが表示されます。ノート PC の場合、バッテリの残量や電源供給についてもアイコンで表示され、マウスをポイントすると次のようにバッテリの充電状態などの情報が表示され状態の確認が可能になります。バッテリの残量はアイコンの色(オレンジ色:注意、赤:警告)が変わり通知されます。

アイコンをクリックし以下の情報ダイアログを表示して確認することもできます。

アイコン上で右クリックをすると次のようなメニューが表示されます。それぞれの設定については以下に解説します。

10.10.2. スキームの選択

パネルのアイコンを右クリックしショートカットメニューから "有効なスキームを設定する" を選択しスキームを切り替えることができます。

スキームとは、スクリーンセーバーやディスプレイの電源管理、自動サスペンド、ディスプレイの明るさといった定義です。あらかじめ使用状況ごとに最適化された以下のスキームが用意されています。AC アダプタからの電源供給時は、"パフォーマンス"を、バッテリ駆動時は "省電力" を使用するようにデフォルトで設定されています。設定は、ショートカットメニューから "KPowersave を設定する" を選択し確認できます(項10.10.4 参照)。

表 10-1. スキーム

パフォーマンス最大のパフォーマンスでより長い時間の利用が可能なように最適化されています。
省電力できるだけ電力消費を節約するよう最適化されています。
プレゼンテーションプレゼンテーション中に最高な状態となるよう最適化されています。
静音できるだけ静かに動作するよう最適化されています。

例えば、プレゼンテーションを行っている最中など一切省電力モードへ移行したくない場合は、ショートカットメニューから "有効なスキームを設定する" -> "プレゼンテーション" を選択し一時的にスキーム(設定)を切替ることができます。

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"KPowersave を設定する" で新規スキームの作成や既存スキームの編集も可能です。

10.10.3. システムのサスペンド / ハイバネーション

KPwersave は、一定時間使用されないとき、自動的にサスペンドやハイバネーションするように設定することが可能です(項10.10.4 参照)。一時的にシステムの使用を中断し省電力モードへと手動で移行させるには、ショートカットメニューから "サスペンド(RAM)"(サスペンド) や "ディスクにサスペンド" (ハイバネーション)を選択します。

デフォルトの設定では、いずれも再開時には、以下のようにロック解除のダイアログが表示されます。パスワードを入力しロックを解除してください。

省電力モードが解除されサスペンド / ハイバネーション直前の状態で再開します。

注意

ショートカットメニューにサスペンドやハイバネーションが表示されない場合は、お使いの PC でこの機能を使用できません。また、表示されていても正常に動作しない場合もありますのでご注意ください。

10.10.4. KPowersave の設定

スキームの作成や KPowersave の詳細を設定するには、ショートカットメニューから "KPowersave を設定する" を選択します。

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指定可能な項目はご使用の環境により異なります。設定画面に "サポートされていない" 旨のメッセージが表示されたりメニュー自体がグレイ表示され選択できない、ショートカットメニューに表示されない機能についてはご使用いただけません。また、表示されていても正常に動作しない場合も場合もありますのでご注意ください。

"スキーム"タブでは既存スキームの編集やスキームの新規作成を行います。

既存のスキームを編集する場合は、左側のウィンドウからスキームを選択します。スキームを選択し右側のウィンドウの、"スクリーンセーバーと DPMS" "明るさ" "自動サスペンド" といったアイコンをクリックすると設定項目の表示が切り替わりますので設定を変更することができます。

スキームを追加するには[新規]ボタンをクリックしダイアログに "スキーム名" を指定し[OK]ボタンをクリックします。右側のウィンドウに作成したスキームが追加されるので選択し右側ウィンドウの各項目を設定します。

主な指定項目は以下の通りです。

スクリーンセーバーと DPMS

"特定のスクリーンセーバーを有効にする" を選択すると、"スクリーンセーバーを無効にする" や "画面のみブランク" 設定が可能になります。

"特定のディスプレイ電源管理を有効にする" を選択すると電源管理の指定が可能になります。ディスプレイ電源を各モードに移行するまでの時間を "分単位" で指定可能です。あるいは、ディスプレイ電源管理を無効にすることも可能です。

明るさ

有効に設定した場合、スライドバーを使用してディスプレイの明るさを指定することができます。

自動サスペンド

有効に設定した場合、一定期間使用されない時に自動的にサスペンドさせることができます。左側のプルダウンリストからサスペンドの動作( "サスペンド(RAM)" や "ディスクにサスペンド" )を選択し、右側のボックス内にサスペンド動作へ移行するまでの経過時間を "分単位" で指定します。

"スキーム固有のブラックリストを有効にする" をチェックすると、ブラックリストに掲載されている処理を実行している間は自動サスペンドしません。例えば、一定期間使用しない時には自動でサスペンドするが DVD を見ている間は除外したいというような場合に選択すると有効です。"ブラックリストの編集" ボタンをクリックして除外する処理を登録します。以下のようにダイアログが表示され一般的な処理をインポートすることができます。

次の画面の右側のリスト内がブラックリストに掲載されている処理です。選択をして [<- 削除]ボタンをクリックするとブラックリストから削除されます。左側のテキストボックスにコマンドを入力し [-> 追加]ボタンをクリックするとブラックリストに追加されます。

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ここではスキーム固有にブラックリストを設定します。共通のブラックリスト指定は、"一般的な設定" タブの "その他" で指定が可能です。

自動明るさ調整

"ディスプレイの自動明るさ調整を有効にする" を選択し有効に設定した場合、一定時間使用されない時にディスプレイの明るさを自動的に調整することができます。左側のボックス内に経過時間を "分単位" で指定し、右側には自動で暗くする度合いを "%単位" で指定します。また、"スキーム固有ブラックリストを有効にする" をチェックすると、ブラックリストに掲載されている処理を実行している間はディスプレイの明度を変更しません。指定方法は、"自動サスペンド" と同様です。

"一般的な設定" タブでは KPowersave の動作に関する設定をします。

Battery

バッテリ駆動で残容量が低下した際の動作に関する設定です。"警告レベル"、"低レベル"、"致命的レベル" の各残容量を左側のボックスに "% 単位" で指定し、右側の "アクション" プルダウンリストからは各レベルに達したときの動作を選択します。アクションに "画面の明るさを調整" を選択した場合は、"% 単位" で調整する明るさを指定します。

ボタンイベント

各ボタンを押されたときの動作をプルダウンリストから選択します。

デフォルトのスキーム

AC アダプタからの電源供給時(AC スキーム)とバッテリ駆動時(バッテリスキーム)のデフォルトのスキームをプルダウンリストから選択します。

画面のロック

サスペンド時、およびノート PC のふたを閉めた際にロックをする場合は選択します。処理を再開時にはロックを解除する必要があります。プルダウンリストからはロックをする際の条件を選択することができます。

その他

"一般的なブラックリスト" では共通のブラックリストを定義します。ブラックリストに掲載されている処理の実行中は自動サスペンドおよびディスプレイの暗化を行いません。"自動サスペンドのブラックリストの編集" "自動明るさ調整のブラックリストの編集" ボタンをクリックして除外する処理を登録します。以下の画面が表示されます。右側のリスト内がブラックリストに掲載されている処理です。選択をして [<- 削除]ボタンをクリックするとブラックリストから削除されます。左側のテキストボックスにコマンドを入力し [-> 追加]ボタンをクリックするとブラックリストに追加されます。

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スキーム固有のブラックリストの編集は "スキーム設定" の "自動サスペンド" や "Auto dimm" で行います。

"通知" の設定は電源管理の各イベント発生時の通知に関するアクションを設定することができます。パネルのアイコンを右クリックしショートカットメニューから "通知の設定" を選択した場合と同様です。

"自動スタート" は、KPowersave をログイン時に自動起動するかどうかの指定です。"次回からは終了時に尋ねない" を選択するとショートカットメニューから "終了" を選んだ際に次回の自動起動に関するダイアログが表示されなくなります。

10.10.5. KPowersave の終了 / 起動 、起動時の無効化

デフォルトの設定では、ログイン時に KPowersave が起動されるようになっており、パネルのシステムトレイにアイコンが表示されます。終了するには、ショートカットメニューから "終了" を選択します。確認のダイアログが表示されたら [終了]を選択します。

更に次回からの自動起動を確認するダイアログが表示されます。[自動的に開始]または[起動しない]ボタンをクリックして指定します。次回からの起動時に無効化するには[起動しない]を選択します。

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「KPowersave 設定」画面で "一般的な設定" タブ の "その他" を選択し "自動スタート" でも自動起動の設定が可能です。

KPowersave を手動で起動するには、パネルの から "システム" -> "KPowersave" を選択します。アイコンがパネルのシステムトレイに表示されます。