6.5. Compiz の基本的な設定

Compiz 全体の外観や動作などコアとなる設定である "General Options" プラグインの指定項目について解説します。必要に応じて設定を行ってください。

注意

Compiz が有効な環境では、Compiz がウィンドウ制御を行うため KDE コントロールセンターのデスクトップの設定(第4章第5章)ではなく CompizConfig 設定マネージャで行ってください。

CompizConfig 設定マネージャ の左側にある[一般]ボタン を選択し、右側画面に表示される[General Options]ボタンをクリックします。次の画面が表示されます。

"一般" タブ

表 6-3. 一般

Slow animationsCompiz のすべてのアニメーション効果をスロー再生に切り替えるキーボードのショートカット設定です。有効に設定した場合は再度キーを押してもとの再生速度に戻ります。
ウィンドウメニュー通常マウスの右クリックで表示されるショートカットメニューを表示するマウス操作を指定します。
Show Desktopじゃまなウィンドウを移動するためのデスクトップエッジの指定です。有効にするには show desktop や fade desktop プラグインの指定が必要です。
Audible Bellウィンドウでイベントが発生した際の通知ベルの指定です。
Hide Skip Taskbar Windowsshow desktopモードに入るときにタスクバーに現れないウィンドウをかくすかどうかの指定です。表示したい場合は選択を解除します。
Ignore Hints When Maximized最大化表示の時、ウィンドウサイズの縦横比や増加指定を無視するかどうかの指定です。
Ping Delay一定期間反応のないウィンドウはグレイで表示されます。ここではその時間をミリ秒単位に指定します。
Unredirect Fullscreen Windowsプロセスを無視してプログラムに直接フルスクリーン表示を許可するかどうかの指定です。フルスクリーンゲームやビデオなどに有効な場合もありますが、不具合の原因となる可能性もあります。通常はこのオプションを解除したまま使用することをおすすめします。
Default Iconアイコンを指定しないウィンドウのデフォルトアイコンの指定です。
"Commands" タブ

表 6-4. Commands

Terminal command lineコンソールを起動するコマンドの指定です。
Open a terminalコンソールを起動するキーボードショートカットの指定です。
Screenshot command line画面全体のスクリーンショットをとるコマンドの指定です。
Window screenshot command lineウィンドウ単独のスクリーンショットをとるコマンドの指定です。
Take a screenshot画面全体のスクリーンショットをとるキーボードショートカットの指定です。
Take a screenshot of a windowウィンドウ単独のスクリーンショットをとるキーボードショートカットの指定です。
"Desktop Size" タブ

表 6-5. Desktop Size

Horiontal Virtual Sizeビューポートに表示するカラム数(水平方向)です。4 に設定すると desktop cube がキューブに見えます。
Virtical Virtual Sizeビューポートに表示するロウの数(垂直方向)です。"デスクトップの壁" プラグインで切り替えが可能です。
Number of Desktopいずれのデスクトップにも独立したビューポート(カラムとロウで構成)が存在します。ここではいくつのデスクトップを有効にするかを指定します。

ティップ

技術的な理由から compizのデスクトップの概念は、kdeのものとは異なりますので注意してください。

"Display Settings" タブ

表 6-6. Display Settings

Texture Filterテクスチャフィルタの設定です。高品質なほど処理は遅なります。
Detect Refresh rateフレッシュレートの自動検出を行うかどうかの指定です。
Lighting選択すると正面から外れるほど暗くなります。
Refresh rateリフレッシュレートの指定です。
Sync To VBlank選択するとスクリーンのリフレッシュレートと同期してスクリーンを更新します。
Detect Outputs解像度のの自動検出を行うかどうかの指定です。
Outputs検出結果が表示されます。[追加][削除][編集]で追加、編集、削除や選択が可能です。
"Focus & Raise Behaviour" タブ

表 6-7. Focus & Raise Behaviour

Click To focusクリックでウィンドウを選択します。選択を解除するとマウス通過でフォーカスします。
Auto-Raise選択ウィンドウを自動的にアクティブにします。
Auto-Raise delay遅延時間をミリ秒で指定します。
Raise On clickウィンドウ上でクリック操作でアクティブウィンドウにします。選択を解除するとタイトルバー上でのクリックのみが有効になります。
Focus Previous windowFocus & Raise Behavior の対象とするウィンドウの指定です。
"Key bindings" タブ

ウィンドウに関する各操作のキーボードショートカットおよびマウス操作の指定です。指定方法については、項6.4 を参照ください。

"Opacity Settings" タブ

表 6-8.

Increase Opacityウィンドウをより不透明にするためのマウス操作の指定です。
Decrease Opacityウィンドウをより透明にするためのマウス操作の指定です。
Opacity Stepこれらのショートカットを使用する際、どのくらい透明/不透明にするかの指定です。%単位で指定します。
Window Opacityウィンドウを開く際にタイプごとに異なる透明度で表示するためのリストです。"translucent menus" や "translucent docks" プラグインで有効です。