5.5. 迷惑メールフィルタを活用する

メールを受信してもスパムメールばかりで、本当に読みたいメールが埋もれてしまうという方は、迷惑メールフィルタを利用するのが効果的です。通常のメールとスパムメールを自動的に判断して、スパムメールだけを "迷惑メール" フォルダに移動してくれます。

5.5.1. 既定の迷惑メールフィルタの設定

既定の迷惑メールの設定を行います。アカウント毎の設定は、項5.5.2 を参照してください。メニューから "編集" -> "設定" を選択し "セキュリティ" をクリックし次の画面を表示します。

[迷惑メール]タブでは以下の設定を行います。

迷惑メールであると手動でマークしたときに次の処理を実行する

このチェックボックスを選択すると、受信メールを迷惑メールと判別した時の動作を指定できます。メールを迷惑メールとしたときに "迷惑メール" フォルダへ自動的に移動したい場合には、"[迷惑メール] フォルダ" を選択しプルダウンメニューから "迷惑メールフォルダ" の親フォルダを選択します。その他の任意のフォルダへ移動するには "その他" を選択してプルダウンメニューから移動先の任意のフォルダを選択します。"このフォルダの迷惑メールのうち [ ]日以上前のものは自動的に削除する" を選択するとメールは指定日経過後に削除されます。

迷惑メールであると判断したメールを既読にする

このチェックボックスを選択すると、迷惑メールにしたときにメッセージを自動的に既読に設定します。

迷惑メールログを有効にする

このチェックボックスを選択すると、迷惑メールログが有効になります。[ログを表示]ボタンをクリックすると「迷惑メールログ」画面に迷惑メールフィルタの動作を記録したログが表示されます。[ログを消去]ボタンで消去されます。

[判断基準データのリセット]

このボタンをクリックすると、学習した迷惑メールフィルタをリセットします。

5.5.2. アカウントごとの迷惑メールフィルタの設定

迷惑メールフィルタの設定を行います。メニューから "編集" -> "アカウント設定" を選択し「アカウント設定」画面から対象のアカウントの "迷惑メール" をクリックして次の画面を表示します。

設定項目は以下の通りです。

このアカウントで迷惑メールの学習フィルタを有効にする

このチェックボックスを選択すると、迷惑メールの学習フィルタが有効になります。

送信者が以下に含まれる場合は迷惑メールであるとマークしない

このチョックボックスを選択すると、選択したアドレス帳に登録されている送信者からのメールを迷惑メールと判断しないように設定することができます。 "個人用アドレス帳" か "記録用アドレス帳" を選択できます。

次の迷惑メールヘッダを信用する

このチョックボックスを選択すると、選択したメールヘッダの情報によって迷惑メールを自動的に判別します。プルダウンメニューから "SpamAssassin" "SpamPal" を選択できます。

迷惑メールとして判断された受信メッセージを次のフォルダへ移動する

このチェックボックスを選択すると、迷惑メールと判断したメールを任意のフォルダへ移動することができます。"迷惑メール" フォルダ"を選択すると、標準で用意されている "迷惑メール" フォルダに移動します。任意のフォルダに迷惑メールを移動したい場合は、"その他" を選択して右のプルダウンからフォルダを選択することができます。また、フォルダに移動した迷惑メールを何日後に削除するかを指定することもできます。

5.5.3. 迷惑メールを学習させる

実際に迷惑メールフィルタを機能させるには、Thunderbird が通常のメールと迷惑メールを判断できるように学習させる必要があります。Thunderbird が誤った判断をした場合は、その都度、訂正して Thunderbird に迷惑メールを教えてあげてください。受信した迷惑メールをどんどん学習させれば、迷惑メールが "迷惑メール" フォルダへ移動する精度は徐々に高くなっていくでしょう。

迷惑メールであることを Thunderbird に学習させるには、受信メール一覧の "迷惑メール" フィールドをクリックします。迷惑メールとしてマークされたメールは、以下のように表示が アイコンに変わります。

迷惑メールフィルタの設定で、"迷惑メール" フォルダに移動、あるいは削除を設定している場合は、即座にその処理が実行されます。手動で迷惑メールを "迷惑メール" フォルダへ移動するには、メニューバーから "ツール" -> "迷惑メールフィルタを実行" を選択します。

表示しているフォルダの迷惑メールが "迷惑メール" フォルダへ移動します。

このように、通常のメールと迷惑メールを頻繁に Thunderbird に教えてあげると、Thunderbird は徐々に受信した迷惑メールだけを自動的に "迷惑メール" フォルダへ移動するようになります。もし、通常のメールが迷惑メールと判断されてしまった場合は、迷惑メールのマークを解除して間違いを改訂してください。迷惑メールと判断されたメールのプレビュー画面には、以下のような操作パネルが表示されますので、ここで[非迷惑メール]ボタンをクリックして、迷惑メールではないことを学習させることもできます。

この機能を使いはじめたときは、迷惑メールフィルタが機能していないように見えるかもしれません。しかし、頻繁に迷惑メールを Thunderbird に教えることで正確に迷惑メールを判断して "迷惑メール" フォルダへ移動するようになります。