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Appliance Server 3.0
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Turbolinux Appliance Server 3.0機能詳細

TLAS Server Desktop

TLAS Server Desktop は、ウェブブラウザ上で動作するTurbolinux Appliance Server のユーザインターフェイスです。Turbolinux Appliance Server のすべての操作は、TLAS Server Desktop を介して行います。

SSL(Sucure Socket Layer)

SSL を使用したセキュアなウェブサーバを運用することができます。クライアントのウェブブラウザとTurbolinux Appliance Server 間の通信を暗号化し TLAS Server Desktop への安全なアクセスを提供します。

仮想サイト

「バーチャルドメイン」機能をサポートし、1 台の物理サーバで容易に複数の仮想サイトの運営が可能です。Turbolinux Appliance Server は、1つの IP アドレスに複数のドメインを対応させる名前ベースの仮想サイトと、各ドメインに異なる IP アドレスを割り当てる IP ベースの仮想サイトの両方をサポートしています。また、Turbolinux Appliance Server のサーバ管理者は、各仮想サイトの管理を任意のユーザに委託することができます。仮想サイトの管理を委託されたユーザはサイト管理者と呼ばれます。

ユーザの管理

サーバ管理者あるいはサイト管理者は、TLAS Server Desktop のグラフィカルなインターフェイスを操作して各仮想サイトのユーザを管理することができます。また、追加したいユーザ情報を記述したユーザファイルを用意して、複数のユーザをまとめてインポート、あるいは既存のユーザをエクスポートすることも可能です。ユーザファイルは単純なテキストファイルなので、任意のテキストエディタで簡単に編集することができます。

ウェブサーバ

ウェブブラウザからのリクエストに応えて HTML ファイルを転送するウェブサーバとして動作します。オープンソースソフトウェアとして最も有名な Apache ウェブサーバを採用しています。管理者によりアカウントを作成されたユーザは、ホームページを公開するためのハードディスク領域が割り当てられます。ユーザは、作成したウェブページをホームディレクトリ下に存在する web ディレクトリ(/home/sites/ <仮想サイト名>/ users/<ユーザ名>/web/)に置くだけで簡単にホームページを公開することができます。Turbolinux Appliance Server の FTP サーバを稼動すれば、ユーザは任意の FTP クライアントを使用して自分のホームディレクトリにファイルをアップロードすることができます。

■CGI/PHP スクリプト

サーバ管理者は、仮想サイトごとにCGI/PHP スクリプトの実行を許可するかどうかを設定することが可能です。CGI プログラムの多くは Perl スクリプトで記述されています。Perl は ウェブプログラミングにおいても広く利用されており、最も普及しているスクリプト言語の1つと言えます。PHP も、ウェブアプリケーションでの使用を目的として開発され、現在最も注目されているサーバサイドスクリプトです。PHP の利用者、および PHP を使用したウェブアプリケーション開発は急速に増加しています。PHP の最大の特徴は、HTML 中にスクリプトを埋め込む形でプログラムを記述できることです。このため、HTML と PHP スクリプトの部分を切り分けることが容易で、プログラム全体の見通しもよいものになります。また、PHP はウェブサーバに組み込まれたスクリプトエンジンにより処理されるため、Perl による CGI プログラムと比較して処理速度の高速化やサーバ負荷の軽減が期待できます。ウェブサーバとの連携では特に Apache が使用されている実績が多く、mod_php5 という Apache の DSO(Dynamic Shared Object)モジュールで PHP のスクリプトエンジンが提供されています。

■SSI

サーバ管理者は、仮想サイトごとに SSI (Server Side Include)の使用を許可するかどうかを設定することが可能です。ウェブサーバは、リクエストのあった HTML ファイルをクライアントに送信します。SSI を使用した場合、HTML ファイル内に記述されている SSI コマンドをウェブサーバ側で解析実行し、その結果を文書内に埋め込んで送信することができるようになります。例えば、コピーライトのような固定文字列をすべてのページに組み込む場合などに利用できます。

■JSP( Java Server Page)/Servlet

サーバ管理者は、仮想サイトごとにJSP/Servlet の実行を許可するかどうかを設定することが可能です。Servlet は、サーバサイドで動的なウェブアプリケーションを作成するための Java のクラスです。また、JSP は HTMLに Java スクリプトを埋め込むことができるサーバサイドスクリプトです。サーバサイド Java は、クライアントからのリクエストを受け取るとサーバ側でプログラムを実行し、その結果である HTML をクライアントへ返します。クライアントはサーバ側で生成されたHTML を受け取るだけなので、Java の実行環境がなくても HTML さえ解釈できれば、Java の恩恵を受けることのできるメリットがあります。

Turbolinux Appliance Server のウェブサーバは、Servlet/JSP の実行環境として Tomcat を実装しています。Tomcat は、サーバサイドJava(Servlet、JSP)の実行環境として企業の業務システムに採用されるほど実績のあるオープンソースソフトウェアです。Tomcat は、単体でも動作しますが、多くの場合、ウェブサーバとしてより高機能な Apache と連携することによって実装されています。なお、Turbolinux Appliance Server では、Servlet 2.4/JSP 2 の仕様に準拠したTomcat5の関連パッケージを収録しています。

■WAR( Web Application Resources)

ファイルウェブアプリケーションに含まれる HTML、JSP、Servlet などのコンテンツは、WAR ファイルという形式で 1つのファイルにまとめておくことが可能です。WAR ファイルは、あるウェブアプリケーションのディレクトリ構成をまとめたアーカイブファイルです。他のサーバへウェブアプリケーションの移動や配布を容易にします。多くのウェブアプリケーションがこのWAR ファイル形式で提供されています。Turbolinux Appliance Server は、TLAS Server Desktop から WAR ファイルを読み込み、容易にウェブアプリケーションを登録することが可能です。

電子メールサーバ

インターネット上で電子メールの送受信を行う SMTP(SimpleMail Transfer Protcol) サーバとして動作します。また、POP(Post Office Protocol) サーバあるいは IMAP(Internet Message Access Protocol) サーバを動作させることで、Turbolinux ApplianceServer 上にアカウントを持つユーザは、任意の電子メールクライアントを使用して、自分のメールボックスファイルからメールを受信することができます。さらに、電子メールの受信に使われるパスワードを暗号化する APOP 認証や POP による認証を SMTP サービスで利用する POP beforeSMTP もサポートしています。

メーリングリスト

メーリングリストの運営/管理もTLAS Server Desktop から容易に行えます。メーリングリストを作成すると、個別に電子メールを送信しなくても、メーリングリストのメンバーに一括して電子メールを送信することが可能になります。メーリングリストのメンバーには、Turbolinux ApplianceServer 上のユーザだけでなく、外部のユーザを含めることも可能です。

FTP サーバ

ホスト間でファイルの転送を行うFTP サーバとして動作します。ユーザは任意の FTP クライアントを使用して、Turbolinux Appliance Server 上のホームディレクトリにファイルをアップロード、またはダウンロードすることができます。また、不特定多数のユーザに FTP サイトへのアクセスを許可する Anonymous FTP(匿名 FTP)サイトの運営も容易に行えます。

DNS サーバ

ドメイン名(あるいはホスト名)と IP アドレスの名前解決を行うDNS サーバとして動作させることができます。Turbolinux Appliance Server では、これらの対応付けを定義するゾーンファイルの編集を TLAS Server Desktop のグラフィカルなユーザインターフェイスで支援します。また、仮想サイトの作成時に[自動DNS 設定]を有効にすると作成した仮想サイトの正引き(A)レコードを自動的に Turbolinux Appliance Server の DNS サーバに追加することができます。

SNMP サーバ

SNMP(Simple Network Management Protocol)は、ネットワーク機器の管理プロトコルで、管理される側の SNMP エージェントと管理する側の SNMP マネージャで構成されます。ルータやスイッチングハブなどのネットワーク機器の多くは、SNMP に対応しています。Turbolinux ApplianceServer も SNMP エージェントとして動作させることができ、定期的に取得した CPU 使用率、メモリ使用率、ネットワークトラフィックなどのシステム情報をSNMP マネージャから確認することが可能です。

SSH/Telnet サーバ

システムへのリモートログイン環境を提供する Telnet およびSSH サーバを動作させることができます。仮想サイトごとに設定可能なシェルアクセス機能を有効にすると、ユーザ単位でリモートログインの許可、拒否の設定を行うことが可能です。

パケットフィルタリング

上級ユーザ向けにパケットフィルタリングの設定を行う簡易ファイヤウォール機能を実装しています。パケットフィルタリングは、送受信するパケットの IP アドレスやポート番号を利用して、パケットの受信、転送、送信の可否を決定するためのメカニズムです。主にパケットフィルタリングはインターネットから内部 LAN への不正アクセスを防ぐ目的として利用されています。

ログ監視

ログを常時監視し、特定の文字列を検知すると異常の発生をメールで管理者へ通知します。

データのバックアップとリストア

Turbolinux Appliance Server の管理者は、システムの障害時に備えシステム全体、あるいは増分バックアップを手動/自動で実行することができます。障害が発生した場合、システム管理者はバックアップ履歴からシステムを復元することが可能です。バックアップデータは、FTP、NFS を使用してネットワーク上の他のコンピュータへ保管することができます。

ターミナル

Turbolinux Appliance Server の管理者は、Web ベースで動作するターミナルの利用が可能です。Apache の Basic 認証後、ブラウザ上でコマンドを実行できるようになります。

利用状況レポート機能

利用状況レポート機能により、Turbolinux Appliance Server 上のネットワーク、ウェブ、メール、FTP サービスの利用状況やディスクの使用状況をグラフィカルに表示することが可能です。

アクティブモニタ機能

アクティブモニタ機能は、Turbolinux Appliance Server システムやネットワークサービスの稼動状況を監視します。深刻な問題を検出するとTLAS Server Desktop 上のアクティブモニタアイコンを赤色で表示してサーバ管理者に通知します。また、障害発生時に管理者へ警告メールを送信する設定も可能です。

個人プロフィール

個人プロフィールは、Turbolinux Appliance Server にアカウントを持つユーザが自分のユーザ情報を変更、表示するための機能です。ログインパスワードの変更やディスクの使用状況を確認することもできます。また、許可されたユーザは電子メールの転送設定も行えます。

パッケージの管理(Turboplus)

TLAS Server Desktop の Turboplus から弊社 FTP サイトへ接続し、Turbolinux ApplianceServer のアップデートが可能です。また、新規パッケージのインストール、インストール済みパッケージの一覧表示、パッケージの削除も Turboplus から実行することができます。Turboplus を使用するにはライセンスの登録が必要です。

RAID-1(ディスクミラーリング)

Turbolinux Appliance Server では、ソフトウェア RAID をサポートしています。RAID とは、データの安全性向上と処理の高速化をはかる目的で複数ハードディスクをまとめて管理する技術です。安全性や高速性のレベルにより、RAID-0 から RAID-5 に分類されます。また、TurbolinuxAppliance Server のようにソフトウェアで実現するものと、専用のハードウェアを使用して実現するものとがあります。Turbolinux Appliance Server では、RAID-1 をサポートしています。RAID-1は、ディスクミラーリングともよばれ、物理的に 2 台のハードディスクに全く等しいデータを保持することでデータの冗長性を高めます。これらは、OS から 1 台の論理的なハードディスクとして認識されます。このようにデータを二重化することによって、片方のハードディスクに障害が発生した場合にも、もう一方のハードディスクに保持されているデータを使用し正常に機能します。

万が一、1 台のハードディスクに障害が発生した時には、Turbolinux Appliance Server の管理者はシステム監視機能「アクティブモニタ」によって、ただちに異常を検知することができます。「アクティブモニタ」の詳細は、「2.9. アクティブモニタ」を参照してください。ハードディスクの交換後、電源を投入しシステムを起動すると自動的に RAID の再構築が行われます。



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