Kickstart インストールを実行するには、以下の作業を行う必要があります。
Kickstart インストールの実行方法を決定します。
Kickstart の設定ファイル ks.cfg を編集します。
編集した ks.cfg を「Turbolinux 11 Server インストール CD」 のルートディレクトリに配置します。
Kickstart モードでインストーラを起動します。
Kickstart インストールを行うには、設定ファイルである ks.cfg を編集し、そのファイルをインストールCD にコピーする必要があります。ks.cfg ファイルの書式については、項5.3 を参照してください。一般的に Kickstart インストールは、フロッピーディスクから開始しますが、インストーラは CD-ROM 上の ks.cfg を読むことも可能なため、編集した ks.cfg を含めた「Turbolinux 11 Server インストール CD」を作成し直して、CD-ROM から Kickstart インストールを開始することができます。「Turbolinux 11 Server インストール CD」の作成については 項5.2.2 を参照してください。
Turbolinux 11 Server では、ローカル CD-ROMまたは NFS 経由の Kickstart インストールに対応しています。どちらの方法で Kickstart インストールを実行するかは、ks.cfg ファイルに指定します。NFS 経由でインストールするのであれば、「インストール CD」の内容をコピーしたディレクトリを NFS サーバーでエクスポートしておく必要があります。例えば、CD-ROM の内容を /Turbolinux ディレクトリにコピーするのであれば、以下のように実行します。
「Turbolinux 11 Server インストール CD」を /Turbolinux ディレクトリにコピーします。
# mount /mnt/cdrom # cp -a /mnt/cdrom /Turbolinux # eject |
/Turbolinux ディレクトリを NFS サーバーで公開する最も単純な設定は以下の通りです。NFS サーバーの詳細については、第16章 を参照してください。/etc/exports ファイルを以下のように編集します。この例では、192.168.0.0/24 のサブネット上にあるホストからの /Turbolinux ディレクトリへのアクセスを許可しています。
/Turbolinux 192.168.0.0/255.255.255.0 |
次に、portmap と nfs のサービスを起動します。
# /etc/init.d/portmap start # /etc/init.d/nfs start |
/etc/hosts.allow を編集し、クライアントからの /Turbolinux ディレクトリへのマウントを許可します。
portmap: 192.168.0.0/255.255.255.0 mountd: 192.168.0.0/255.255.255.0 |
編集した ks.cfg を含めた自分用の Kickstart インストール CD を作成するには、Linux 上で ISO9660 の CD-ROM イメージを作成するためのコマンドである mkisofs を使用します。以下の手順に従いイメージファイルを作成してください。作成したイメージファイルは、cdrecord コマンドやその他、Windows 上で動作する CD-R ライティングソフトウェアなどで書き込むこともできます。
はじめに「Turbolinux 11 Server インストール CD」を /tmp/TurbolinuxCD1 ディレクトリとしてコピーします。
# mount /mnt/cdrom # cp /mnt/cdrom /tmp/TurbolinuxCD1 # eject |
作成した ks.cfg ファイルを /tmp/TurbolinuxCD1 にコピーします。「Turbolinux 11 Server インストール CD 1」には、サンプルの ks.cfg ファイルがあるため、上書きを確認するメッセージが表示されます。y を入力して上書きしてください。
# cp ks.cfg /tmp/TurbolinuxCD1 cp: overwrite `/tmp/TurbolinuxCD1/ks.cfg'? y |
以下のように mkisofs コマンドを実行して CD-ROM のイメージファイルを作成します。この例では、TurbolinuxCD1-new.iso というファイル名で /tmp ディレクトリに作成されます。
# cd /tmp/TurbolinuxCD1 # mkisofs -V Turbolinux1 -P Turbolinux -A Linux -R -T -J \ -hide-joliet instimage -hide-joliet-trans-tbl -b isolinux/isolinux.bin \ -c isolinux/boot.cat -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table \ -sort .sort -o ../TurbolinuxCD1-new.iso . |
作成した TurbolinuxCD1-new.iso をライティングソフトウェアで CD-R メディアに書き込みます。以下の例は、cdrecord コマンドでの実行例ですが、ISO イメージの書き込みをサポートしているソフトウェアであれば何でも構いません。
# cdrecord dev=/dev/cdrom speed=10 -dao -v -eject /tmp/TurbolinuxCD1-new.iso |
Kickstart インストールを開始するには、作成した「Kickstart インストール CD」からシステムを起動し、インストールオプション"KickStart"を選択します。
インストーラはインストール CD のルートディレクトリにある ks.cfg ファイルを検索し、Kickstart インストールを開始します。