11.10. SpamAssassin

SPAM 対策としてスパムフィルターを使用したメールヘッダや本文に対する検査も有効です。Turbolinux 11 Serverでは SpamAssassin というスパムフィルター本体と SpamAssassin と Postfix との間を中継するための Milter として spamass-milter が利用可能な状態で用意されています。それぞれデフォルトではオフに設定されています。SpamAssassin は Web サーバーの Apache で有名な Apache Software Foundation のもとで開発が進められています。

SpamAssassin は、テキスト解析だけでなくベイズフィルタや DNS ブラックリストなどを使い SPAM と疑わしいメッセージにスコアを加算し SPAM と判定します。SpamAssassin そのものは、メールを除去したり振り分けを行うわけではなく、スコアに従ってメールのヘッダを書き換えたり判定用のデータベースに学習結果を反映したりします。この判定や自動学習に使用する多くの Perl モジュールがプラグインとして標準で提供されています。また、その他にもプラグインとして開発されているものもあり外部プラグインとして利用が可能です。

11.10.1. アプリケーションの起動と停止

SpamAssassin 、spamass-milter の実態は、spamd および spamass-milter というデーモンです。Turbolinux 11 Server では、それぞれの起動や停止を行うには、/etc/init.d/spamassassin、/etc/init.d/spamass-milter スクリプトに以下のオプションを指定して実行します。

表 11-15. /etc/init.d/spamassassin

オプション操作
startspamd デーモンを起動します。
stopspamd デーモンを停止します。
restartspamd デーモンを再起動します。stop のあとに start を実行します。
condrestartspamd デーモンが動作しているかを確認後、再起動します。(lock ファイルが存在するとき再起動します。)
statusspamd デーモンの起動状況を確認します。

表 11-16. /etc/init.d/spamass-milter

オプション操作
startspamass-milter デーモンを起動します。
stopspamass-milter デーモンを停止します。
restartspamass-milter デーモンを再起動します。stop のあとに start を実行します。
condrestartspamass-milter デーモンが動作しているかを確認後、再起動します。(lock ファイルが存在するとき再起動します。)
reloadspamass-milter デーモンを再起動します。
statusspamass-milter デーモンの起動状況を確認します。

起動する際には、SpamAssassin → spamass-miter の順番に実行します。

# /etc/init.d/spamassassin start
# /etc/init.d/spamass-milter start

11.10.2. SpamassAssin の関連ツール

SpamAssassin には標準で以下の便利なツールが用意されています。

sa-update

ルールファイルのアップデートコマンドです。

sa-learn

ベイズフィルタの手動学習コマンドです。