SenderID/SPF(Classic SPF)による送信ドメイン認証を利用する場合に最低限必要な受信サーバー側の設定は以下の通りです。例は Postfix の場合です。
- main.cf の編集
/etc/postfix/main.cf ファイルに以下を記述します。
smtpd_milters = unix:/var/run/sid-milter/sid-milter.sock
non_smtpd_milters = unix:/var/run/sid-milter/sid-milter.sock |
 | non_smtpd_milters を有効にすると、非 SMTP 接続のメールも検証の対象になります。ローカルホストから mail コマンドで送信したメールなど、エンベローブやメールヘッダから送信元ドメインの情報を取得できないため、受信を拒否してしまいます。これを回避するには、次の例のように設定します。 任意のパスにローカルホスト(127.0.0.1)を記述したピアリストを作成します。例は /etc/mail/sid-milter/peerlist です。 # mkdir /etc/mail/sid-milte
# vi /etc/mail/sid-milte/peerlist |
次のように記述します。 /etc/sysconfig/sid-milter ファイルの以下行のコメント記号を削除し、ピアリストのパスを指定します。 ALWAYS_PASS_HOSTS= "/etc/mail/sid-milte/peerlist" |
以降の手順に従って sid-filter デーモンを起動します。
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- デーモン起動
次のように実行し必要なデーモンを起動します。
# /etc/init.d/sid-milter start
Starting sid-filter: OK
# /etc/init.d/postfix start
Starting postfix: OK |
既に起動されている場合には次のように必要なデーモンを再起動します。
# /etc/init.d/sid-milter restart
Stopping sid-filter: OK
Starting sid-filter: OK
# /etc/init.d/postfix restart
Shutting down postfix: OK
Starting postfix: OK |
 | Turbolinux 11 Server の sid-filter は、すべてのメールを受信しその処理結果をメールヘッダに追加する指定になっています。sid-filter のオプションを変更したい場合は /etc/sysconfig/sid-milter を編集しデーモンを再起動します。主な設定項目は以下の通りです。 表 11-14. | パラメータ | 説明 |
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| USER | プロセスの実行ID。通常は変更の必要はありません。 | | SOCKET | postfix や sendmail と通信するソケットの指定。postfix や sendmail の設定ファイルでのソケットの指定と合わせます。通常は変更の必要はありません。 | | ALWAYS_PASS_DOMAIN | 検証対象にしない(常にパスする)ドメインの指定です。リストのパスを指定します。 | | ALWAYS_PASS_HOSTS | 検証対象にしない(常にパスする)ホストの指定です。リストのパスを指定します。 | | REJECTION_MESSAGE | 拒否メッセージの指定です。 | | REJECTION_LEVEL | 処理レベルの指定です。デフォルトは 0 で全てのメールを受信します。 | | EXTRA_ARGS | sid-filter デーモンに渡すその他のオプションを指定します。デフォルトでは “-h -l”が指定されています。それぞれメールヘッダに sid-filter の情報を追加、ログ出力ありという指定です。 |
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設定完了後、メールを受信するとメールヘッダ Authentication-Results: の sender-id= や spf= に認証結果が記録されます。