32.2. ダンプファイルの出力先を変更する

ダンプファイルの出力先を変更するには、/etc/kdump.conf ファイルを編集します。# で始まる行はコメントです。書式や設定例がコメントとして記述されていますので確認してください。kdump の基本的な設定については、項32.1 を参照し実行しておいててください。

32.2.1. scp コマンドでリモートホストにコピーをする

Kernel の boot オプションに crashkernel を指定し起動するよう /boot/grub/grub.conf を編集し起動しておきます。

/etc/kdump.conf に次の指定を追加します。

net root@192.168.0.2  <- コピー先のリモートホストのユーザー名と IP アドレス
path /tmp/crash       <- リモートホスト上の dump 先パス名

authorized_keys2 を作成しリモートホストへ配置します。ローカルホストで以下のとおり実行します。

# /etc/init.d/kdump propagate
Generating new ssh keys... done.
/etc/init.d/kdump: line 245: [: : integer expression expected
root@192.168.0.2's password: <- 192.168.0.2 の root のパスワードの入力 
root/.ssh/kdump_id_rsa.pub has been added to ~root/.ssh/authorized_keys2 on 192.168.0.2

設定を変更したらサービスを再起動し、initrd を再作成します。

# /etc/init.d/kdump restart

次のように実行をして 1 と表示されれば正常にロードされています。

# cat /sys/kernel/kexec_crash_loaded
1

リモートホストの指定パスにカーネルダンプが出力されます。テスト的にパニックを起こして動作を確認してください。

32.2.2. NFS サーバーへコピーする

ダンプを出力する先の NFS サーバーではエクスポートの設定を完了しておきます。詳細は 第16章 を参照してください。ダンプを採取する PC から NFS サーバーのマウントが正常に行えることを確認します。次の例では、NFS サーバー(nfs.example.com)の エクスポートディレクトリ /home/crash を ローカルの /mnt/NFS にマウントしています。

# mount -t nfs -o rw,hard,intr nfs.example.com:/home/crash /mnt/NFS

Kernel の boot オプションに crashkernel を指定し起動するよう /boot/grub/grub.conf を編集し起動しておきます。

/etc/kdump.conf に次の指定を追加します。

net nfs.example.com:/home/crash <- コピー先となる NFS サーバーのエクスポートディレクトリ

設定を変更したらサービスを再起動し、initrd を再作成します。

# /etc/init.d/kdump restart

次のように実行をして 1 と表示されれば正常にロードされています。

# cat /sys/kernel/kexec_crash_loaded
1

NFS サーバーのエクスポートディレクトリ以下に var/crash/IPアドレス----:vmcore としてカーネルダンプが出力されます。テスト的にパニックを起こして動作を確認してください。