Turbolinux 11 Server でキーボード、マウス、ビデオカード、モニタの設定を行うには、X Window System 設定ツールである turboxcfg を使用します。turboxcfg は、接続されているビデオカードやモニタを自動検出して適切な値を設定しますので、多くの場合、デフォルト値を受け入れるだけで設定は完了します。
![]() | turboxcfg を使用するには「オプショナルCD」に収録の mongoose-gui パッケージおよび " X Window システム" 関連のパッケージをインストールしておく必要があります。未インストールの場合には、turbo+ または rpm コマンドを使用して必要なパッケージをインストールしてください。パッケージのインストールについて詳細は 第28章 を参照してください。 |
turboxcfg がビデオカードやモニタの検出を行うには、コンソールから turboxcfg を起動する必要があります。設定を変更しグラフィカルログインにしている場合は、turboxcfg を起動する前に、以下のコマンドを実行してシステムのランレベルを 3 にする必要があります。
# init 3 |
turboxcfg を起動するには、以下のコマンドを実行します。
# miniuni # turboxcfg |
![]() | コンソールから turboxcfg を起動すると、デフォルトの表示言語は英語です。日本語で表示するには、miniuni コマンドを実行したあとに turboservice を実行します。 |
「turboxcfg へようこそ」画面が表示されます。

すでに X Window System の設定ファイル(/etc/X11/XF86Config)が存在する場合は、[設定変更]と[新規設定]のどちらかを選択できます。/etc/X11/xorg.conf が存在しない場合は、[新規設定]のみが表示されます。
[新規設定]を選択すると、全ての設定を最初から順番に行います。既に /etc/X11/xorg.conf ファイルが存在する場合は、/etc/X11/xorg.conf.save としてバックアップされます。
[設定変更]を押すと、以下の「X Window System の設定」画面が表示されます。

この画面では、設定したいメニューを選択して、個別に設定することが可能です。[ステップ設定]を押すと、すべての設定を順番に実行します。設定完了後、[保存して終了]を押します。turboxcfg での設定内容が /etc/X11/xorg.conf ファイルに反映されます。
turboxcfg には、いくつかの起動オプションがあります。オプションを確認するには turboxcfg の引数に --help を渡して実行します。
# turboxcfg option |
指定可能な option は以下の通りです。
ご使用のグラフィックカードをサポートするデバイスドライバが存在しない場合、グラフィックカードの VBE(VESA BIOS Extension)モードを利用して X Window System を利用できる可能性があります。VBE は、米 VESA(Video Electronics Standards Association)により策定されたグラフィックカード間の共通仕様で、多くのビデオカードが備えている機能です。カーネルがサポートしているフレームバッファデバイスを使用すると VBE モードでグラフィックカードを利用できます。つまり、フレームバッファデバイスを使用すると、X.org でサポートされていないビデオチップでも、X Window System を利用できる可能性があります。また、X Window System を利用しない場合でもカーネルのフレームバッファサポートを利用すると、コンソール画面により多くの文字を表示できるメリットもあります。通常は、VGA(Video Graphics Array)のテキストモード(80文字×25行、16色)で文字を表示します。しかし、VESA が定めた VBE モードを指定すると、それ以上の文字を表示することができます。VESA で定義されているモード番号は以下の通りです。
表 34-2. VBE Modes
| 色数 | 解像度 | |||
|---|---|---|---|---|
| 640×480 | 800×600 | 1024×768 | 1280×1024 | |
| 256(8bit) | 769 | 771 | 773 | 775 |
| 32768(15bit) | 784 | 787 | 790 | 793 |
| 65536(16bit) | 785 | 788 | 791 | 794 |
| 約1677万(24bit) | 786 | 789 | 792 | 795 |
以下のように、このモード番号をカーネルのブートオプションとして指定します。
vga=vbe-mode |
カーネルはフレームバッファデバイスを利用し、指定された VBE モードでスクリーンに文字を表示します。常に VBE モードで Turbolinux 11 Server を起動したいのであれば、GRUB の設定ファイル(/boot/grub/grub.conf)に、このブートオプションを追記しておきます。GRUB については、第2章 を参照してください。
title Turbolinux kernel (hd0,0)/boot/vmlinuz root=0801 vga=791 initrd (hd0,0)/boot/initrd |