カーネルが最初に実行するプロセスである /sbin/init プログラムの処理を理解するには、最初にランレベルの知識が必要不可欠となります。Linux に限らず UNIX システムは、ランレベルと呼ばれる数値でシステムの稼動状態が決定されます。以下は、Turbolinux 11 Server で定義されているランレベルです。
Turbolinux 11 Server ではデフォルトのランレベルに 3 が設定されます。ただし、Turbolinux 11 Server のインストール時の設定に依存しますので、グラフィカルログインを選択した場合は、ランレベルは 5 となります。これらのデフォルト値は、 /etc/inittab の以下のエントリに反映され、init プログラムはこの数値を参照して Turbolinux 11 Server をどのランレベルで起動するのかを決定します。
id:3:initdefault: |
id: の次の数字がランレベルを意味します。この例では 3 が設定されていますので、マルチユーザーモードのテキストログインであることがわかります。グラフィカルログインに変更したい場合は、この数字を 5 に書き換えて、/etc/inittab を保存します。再起動後は、ランレベル 5 でシステムが起動します。
ランレベルは、システムの稼動中に /sbin/init コマンドで移行することも可能です。例えば、シングルユーザーモードのランレベル 1 に移行するには、次のようにコマンドを実行します。
# telinit 1 |
![]() | GRUB の起動画面でランレベルを指定し、そのランレベルで Turbolinux 11 Server を起動することもできます。手順については、項2.3 を参照してください。 |