1.5. 初期化スクリプト(/etc/rc.sysinit)

/etc/inittab を参照すると、テキストログイン画面、あるいはグラフィカルログイン画面が表示されるまでに /sbin/init が実行する主なスクリプトは、/etc/rc.sysinit と /etc/rc の 2 つのスクリプトであることが分かります。/etc/rc.sysinit はシステム起動時にすべてのランレベルで一度だけ実行されるスクリプトで、環境変数 PATH の初期設定、ネットワークの初期化、ホスト名の設定、システムクロックの設定、keymap の読み込み、システムフォントの読み込みなど、システムの基本的な環境設定を行います。また、/proc ファイルシステムのマウント、スワップの有効化、ファイルシステムのチェックとマウントなど、ファイルシステムに関する初期化処理等も行います。さらに、クォータ、RAID 、LVM の設定等が行われている場合には、これらの機能も有効化します。

このように Turbolinux 11 Server を稼動するために必要な初期化処理は、/etc/rc.sysinit スクリプトによって行われますので、スクリプトの内容を解析することで、Turbolinux 11 Server が起動時にどのような処理を実行しているのかを把握することができます。/etc/rc.sysinit は、他にも様々な処理を実行していますので、詳細はスクリプトの内容を参照してください。なお、通常、このファイルを編集する必要はありません。誤った編集を行うとシステムが正常に起動しなくなる可能性がありますので注意が必要です。