12.3. ProFTPD の起動と停止

ProFTPD サーバープログラムの実体は、proftpd というデーモンです。Turbolinux 11 Server で proftpd の起動や停止を行うには、/etc/init.d/proftpd スクリプトに以下のオプションを指定して実行します。

注意

proftpd は、スーパーサーバー xinetd により起動を制御することも可能です。その場合は、以下の方法で起動しないでください。詳細については、項12.3.1 を参照し /etc/xinetd.d/xproftpd ファイルを編集してください。

表 12-2. /etc/init.d/proftpd の起動オプション

オプション操作
startproftpd デーモンを起動します。
stopproftpd デーモンを停止します。
restartproftpd デーモンを再起動します。
statusproftpd デーモンの起動状況を確認します。
condrestartデーモンが動作しているかを確認後、再起動します。(/var/lock/subsys/proftpd が存在するとき再起動します。)
reload設定ファイルを再読込みします。

proftpd を起動するには、以下のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/proftpd start

Turbolinux 11 Server の ProFTPD は初期設定のままで、基本的な FTP サーバーとして動作します。上記コマンドを実行するだけで、Turbolinux 11 Server にアカウントを持つユーザーは、FTP クライアントで自分のホームディレクトリにログインできるようになります。

proftpd を停止するには、以下のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/proftpd stop

Turbolinux 11 Server の起動時に proftpd を自動的に開始するには、以下のように chkconfig コマンドを実行しておきます。

# chkconfig proftpd on

proftpd の設定ファイルを変更した場合は、変更を反映するために proftpd を再起動します。

# /etc/init.d/proftpd restart

12.3.1. xinetd 経由で起動する

Turbolinux 11 Server の ProFTPD は、proftpd デーモンが常に起動待機しているスタンドアローンモードで起動しますが、設定ファイルの /etc/proftpd/proftpd.conf を編集することで、スーパーサーバーを経由した起動に変更することも可能です。

スタンドアローンモードでの起動

スタンドアローンモードで起動するには、/etc/proftpd/proftpd.conf ファイルの ServerType が以下のように設定されていることを確認してください。Turbolinux 11 Server の初期設定は、スタンドアローンモードです。

ServerType          standalone

スーパーサーバーモードでの起動

proftpd の起動をスーパーサーバーである xinetd で管理するには、/etc/proftpd/proftpd.conf の ServerType を以下のように変更します。Turbolinux 11 Server の設定ファイルには、コメント行として ServerType inetd の記述があります。xinetd による起動でも inetd と記述します。

ServerType          inetd

次に、/etc/xinetd.d/xproftpd ファイルを編集します。設定ファイルの詳細については、項20.3 を参照してください。

service ftp
{
        disable                 = no <- 変更します。
        socket_type             = stream
        protocol                = tcp
        wait                    = no
        user                    = root
        server                  = /usr/sbin/in.proftpd
        log_on_success          += DURATION USERID
        log_on_failure          += USERID
        nice                    = 10
}

ティップ

次のコマンドを実行しても、同様に /etc/xinetd.d/xproftpd ファイルの編集が可能です。

# chkconfig xproftpd on

作成後、設定を反映させるために xinetd を再起動します。

# /etc/init.d/xinetd restart

次に、Turbolinux 11 Server の xinetd は TCP Wrappers によるアクセス制御を行いますので、/etc/hosts.allow を編集しアクセスを許可するホストを指定する必要があります。標準の /etc/hosts.allow ファイルには、以下の記述がありますので、コメントをはずし修正します。

#in.proftpd: sample.foo.bar.edu

以下の例では、.turbolinux.co.jp ドメイン、および 192.168.0.1 の IP アドレスを持つホストからのアクセスを許可しています。TCP Wrappers の詳細は項20.1を参照してください。

in.proftpd: .turbolinux.co.jp
in.proftpd: 192.168.0.1

注意

本ガイドでは、スタンドアローンモードによる起動を前提に記載しています。