ACL(Access Control List)とは、ファイルやディレクトリに対する許可属性を拡張する機能です。Turbolinux 11 Server では、Ext2/Ext3、ReiserFS、JFS、XFS の各ファイルシステムで ACL を使用することができます。従来のファイルシステムでは、ファイルやディレクトリに対して「所有者・グループ・その他」の 3 種類のパーミッションのみ設定が可能でした。例えば、ユーザー taro が所有するファイルやディレクトリに対して、jiro と hana にもアクセスを許可したい場合、その他の全てのユーザーに対してもアクセスを許可するか、もしくは jiro と hanako を所属させた新たなグループを作成し、このグループに対してアクセスを許可するなどの手順が必要となります。つまり、従来のファイルシステムでは、 1 人のユーザーや 1 つのグループに対するアクセス権限しか設定することができませんでした。これに対し、ACL を利用すると、複数のユーザーや複数のグループに対するアクセス権限の設定が可能になるため、ファイルやディレクトリに対する柔軟なアクセスコントロールが可能となります。例えば、あるディレクトリへのアクセスを taro、jiro、hanako だけに与えるといったアクセスコントロールが可能になります。また、読み込みだけを許可するグループや書き込みも許可するグループなどを作成し、複数のグループに対して個別にアクセスコントロールの設定を行うことも可能です。