1.4. パーティション構成の検討

Turbolinux 11 Server をインストールするには、Turbolinux 11 Server をインストールできるだけのハードディスクの空き領域を確保しなければなりません。必要となる空き領域は、選択するインストールタイプにより異なりますが、実際の運用を考慮すれば、最低でも 4GB 程度のハードディスク領域を Turbolinux 11 Server のために確保してください。インストールタイプとは、Turbolinux 11 Server の使用目的に合わせて、あらかじめインストーラで定義されているソフトウェアグループのことを言います。

実際に、Turbolinux 11 Server をインストールするには、確保したハードディスクの空き領域にパーティションを作成する必要があります。パーティションを作成しなければ、Linux に限らず、ハードディスク上に OS をインストールすることはできません。パーティションの作成は、インストーラで行うことができますが、パーティションに関する基礎的な知識は必要不可欠です。

Linux をインストールするには、最低でも /(ルートディレクトリ)をマウントするパーティションとスワップパーティションと呼ばれる 2つのパーティションが必要になります。この他に /boot/home/usr/var/tmp などを別パーティションとして作成する場合もあります。パーティションをどのように構成するかは、Turbolinux 11 Server をインストールするユーザー自身がシステム環境やシステムの利用目的、運用方法に合わせて検討すべき事項です。インストールを開始する前にハードディスクの状態を確認し、Turbolinux 11 Server をインストールする空き領域をどのように確保し、そして、どのような構成でパーティションを作成するのかを決定しておく必要があります。

また、Turbolinux 11 Server と同時に他の OS(Winodws や 他の Linux)もハードディスク上に共存させたい場合、その作業はさらに複雑なものとなります。Turbolinux 11 Server をインストールする最も簡単で安全な方法は、1台のコンピュータに Turbolinux 11 Server だけをインストールすることです。ただし、必要であれば、異なるパーティションに複数の OS をインストールし、コンピュータの起動時に使用する OS を切り替えることも可能です。このようなシステム環境は、デュアルブート環境、またはマルチブート環境などと呼ばれます。しかし、デュアルブート環境の構築は、常に危険を伴います。Turbolinux 11 Server をサーバーとして運用されるのであれば、デュアルブート環境を構築する必要性はありません。他の OS が起動できなくなるなどのトラブルに遭遇する可能性もあるため、構築される場合は、既存のデータを失わないようにデータのバックアップを必ず行ってください。