GRUB を使用するメリットの 1 つは、強力なコマンドラインコンソールを備えていることです。ここでは、GRUB のコマンドラインコンソールからデュアルブートインストールされた Windows と Turbolinux を起動するまでの手順を解説します。
以下の例では、Windows が /dev/hda1 にインストールされており、Turbolinux の /boot ディレクトリは /dev/hda3 にあるものとします。GRUB では /dev/hda1 は (hd0,0) と指定します。また、/dev/hda3 は (hd0,2) と指定します。なお、コマンドを入力する際は、[Tab]キーで入力補完機能が使用できます。
はじめに、GRUB の起動画面で p を押して root のパスワードを入力します。
次に、c を押すと、以下のように GRUB のコマンドモードに入ります。なお、[Esc]キーを押すとコマンドモードから抜けることができます。

起動するパーティション(/boot ディレクトリが存在するパーティション)を指定します。
grub> root (hd0,2) |
起動するカーネルイメージを指定します。
grub> kernel /boot/vmlinuz root=/dev/hda3 |
![]() | /boot パーティションを作成している場合は、kernel /vmlinuz root=<ルートパーティション> のように入力します。<ルートパーティション> の箇所には、/ パーティションのデバイス名を指定します。他のカーネルパラメータを指定したい場合は、スペースで区切り入力することができます。 |
Initial Ramdisk(/boot/initrd)を指定します。
grub> initrd /boot/initrd |
![]() | /boot パーティションを作成している場合は、initrd /initrd と入力します。 |
最後に、指定したカーネルでシステムを起動します。
grub> boot |
Windows がインストールされたパーティションを指定します。
grub> root (hd0,0) |
Windows を起動するには、chainloader コマンドを使用します。chainloader コマンドは、パーティションの先頭セクタにインストールされた Windows のブートローダーを起動する場合に使用します。指定したパーティションの先頭セクターにあるブートローダーを起動するには、以下のように +1 を指定します。
grub> chainloader +1 |
最後に、boot コマンドを実行して Windows を起動します。
grub> boot |