システム管理者にとって重要な管理タスクのひとつにシステムに関する情報の収集があります。カーネルやファイルシステムの状態、メモリ、CPU、ハードディスクといったハードウェア資源の消費状況などを調査し把握することは重要です。トラブル発生時の調査はもちろんですが、日頃から平常時やピーク時の状態を正確に把握しておくことで、何らかの障害が発生した場合に迅速な対応が可能になります。もちろん、チューニング、ハードウェアの増設、システムのリプレイスの必要性などの判断を的確に行うためにも重要な作業となります。ここでは、システム情報を収集するためにシステム管理者が日常的に実行するコマンドの使用方法について解説します。
物理メモリとスワップの空き領域と使用領域、カーネルのバッファを確認するコマンドに free があります。
free [option] |
表 31-1. free コマンドの主な option
| -b | -k |-m | メモリを表示する単位を -b(バイト)、-k(キロバイト)、-m(メガバイト)から指定します。省略時は、キロバイトで表示されます。 |
| -t | 物理メモリとスワップ領域の合計行も表示します。 |
| -o | バッファ分を増減した行を表示しません。 |
| -s delay | 指定した delay 秒間隔で更新した結果を表示し続けます。 |
![]() | ここで得られる情報は、/proc/meminfo と同じです。/proc ファイルシステムについて詳細は、第30章を参照してください。 |
以下に free コマンドの実行例を示します。
# free
total used free shared buffers cached
Mem: 256628 248152 8476 0 12816 72324
-/+ buffers/cache: 163012 93616
Swap: 521600 9824 511776 |