SWAT とは、Web ブラウザ上で /etc/samba/smb.conf ファイルを編集することができる Samba に付属の設定ツールです。SWAT はスーパーサーバー xinetd により起動されますので、SWAT を利用するには、はじめに以下のコマンドを実行し、/etc/xinetd.d/swat ファイルの disable 属性の値を no(有効)に書き換えます。xinetd の詳細は、項19.3を参照してください。
# chkconfig swat on |
変更した設定を反映するために、xinetd を再起動します。
/etc/init.d/xinetd restart |
最後に、TCP Wrappers でのアクセス制御設定を行います。初期設定では、localhost からのアクセスのみ許可されていますので、他のクライアントの Web ブラウザから SWAT にアクセスするのであれば、/etc/hosts.allow に接続を許可するホストを指定する必要があります。
swat: 192.168.0.100 |
これで SWAT が使用できる状態となりました。Web ブラウザを立ち上げ SWAT に接続します。SWAT のポート番号は、初期設定で 901 番ポートに設定されていますので、以下のように URL を指定します。
http://localhost:901/
アクセスすると認証画面が表示されます。root とそのパスワードを入力してログインします。一般ユーザーでログインした場合は、参照可能な項目が限られます。

![]() | SWAT を利用して smb.conf ファイルを編集すると、既存の smb.conf ファイルは上書きされますので、必要な場合は事前にバックアップをしてください。 |
トップページ先頭のアイコンから各設定画面へリンクします。それぞれのアイコンの意味は以下の通りです。
SWAT のトップページです。ここから各種オンラインマニュアルの閲覧や設定画面に移動できます。
smb.conf の[global]セクションの設定を行います。[詳細表示]をクリックするとより詳細な設定項目が表示されます。各設定項目の左端の[ヘルプ]をクリックするとオンラインマニュアルを参照できます。[変更を取消]をクリックすると最初の設定に戻り、各項目の[デフォルト値]をクリックすると Samba の規定値に戻ります。設定変更後、[変更を反映]をクリックすると、設定が smb.conf に反映されます。
共有ディレクトリの設定を行います。プルダウンリストから smb.conf のセクション名を選択して[ファイル共有の選択]をクリックします。すると、そのセクションの設定内容が表示されます。共有を解除するには、プルダウンリストからセクション名を選択し、[ファイル共有の削除]をクリックします。また、[ファイル共有の作成]をクリックすると、新たな共有セクションを作成することができます。
共有するプリンタの設定を行います。プルダウンリストからプリンタ名を選択して[印刷共有の選択]をクリックします。すると、そのプリンタの設定内容が表示されます。共有を解除するには、プルダウンリストからプリンタ名を選択し、[印刷共有の削除]をクリックします(先頭に * がついているプリンタ名は /etc/printcap ファイルから自動設定されたものなので、削除できません)。また、[印刷共有の作成]をクリックすると、新たな共有プリンタを作成することができます。
Samba の運用目的にあわせた smb.conf の雛形を作成することができます。
smbd の動作状態を表示します。また、Samba の再起動/停止も可能です。
現在の smb.conf を表示します。
Samba ユーザーの登録やパスワードの変更が可能です。Linux ユーザーのアカウントは作成できません。