8.7. セカンダリネームサーバーの設定

セカンダリネームサーバーはプライマリネームサーバーと比較すると容易に構築できます。必要なファイルは /etc/named.conf、/var/named/named.ca、/etc/resolv.conf のみで、ゾーンファイルは必要としません。

注意

プライマリネームサーバーのゾーンファイルには、セカンダリネームサーバーの NS レコードを忘れずに登録してください。

8.7.1. セカンダリネームサーバーの /etc/named.conf

セカンダリネームサーバーにおける /etc/named.conf の設定例は、以下の通りです。

(1)|options {
   |        directory "/var/named";
   |};
   |
(2)|zone "." {
   |        type hint;
   |        file "named.ca";
   |};
   |
(3)|zone "turbolinux.co.jp" {
   |        type slave;
   |        file "slave/turbolinux.co.jp";
   |        masters { 192.168.0.1; };
   |};
   |
(4)|zone "0.168.192.in-addr.arpa" {
   |        type slave;
   |        file "slave/0.168.192.in-addr.arpa";
   |        masters { 192.168.0.1; };
   |};
   |
(5)|zone "0.0.127.in-addr.arpa" {
   |        type master;
   |        file "named.local";
   |};

(1)、(2)、(5) に関しては、プライマリネームサーバーの場合と同じです。異なるのは、(3) と (4) の zone ステートメント設定です。その違いは次の通りです。

  1. type サブステートメントの値が slave

  2. masters サブステートメントを追加し、その値にプライマリネームサーバーの IP アドレスを記述

注意

/var/named ディレクトリの所有者は root ですが、Turbolinux 10 Server の DNS サーバーは所有者が named で起動されます。このために、所有者とグループに named が設定された /var/named/slave ディレクトリがあらかじめ用意されています。file サブステートメントでは、このディレクトリ(/var/named/slave)を指定します。もし、他のディレクトリを指定する場合、named にディレクトリへの書き込み権限がないとゾーン転送を行えなくなりますので注意してください。

これで、セカンダリネームサーバーの設定は終了です。なお、セカンダリネームサーバーでの file サブステートメントの意味合いはプライマリネームサーバーのものとは異なります。ここでは、プライマリネームサーバーから転送されたゾーンファイルを保存するファイル名となります。よって、全く異なるファイル名を指定することも可能です。