Samba は、UNIX や Linux と Microsoft Windows との間でファイルやプリンタといった資源を共有するためのオープンソースソフトウェアです。Windows クライアントから Turbolinux 10 Server の共有ディレクトリへのアクセスを可能にし、安価にファイルサーバーやプリントサーバーを構築することができます。Samba は、オーストラリアのプログラマーである Andrew Tridgell 氏によって開発され、1992年 に公開されました。その後は、Samba Team によって積極的な開発が続けられ、Samba 2.2 系のバージョンでは、ファイルやプリントサーバーの機能だけでなく、Windows ネットワークの NT ドメインコントローラ機能、メンバサーバー機能、WINS サーバー機能、マスタブラウザー機能等サポートし、Windows で構築した NT ドメインの代替としての地位を築いてきました。現在では、Samba 2.2 から約 2 年ぶりのメジャーバージョンアップなった Samba 3.0 が、2003 年 9 月にリリースされており、広範囲にわたる機能追加や変更が行われています。特に大規模システムユーザー向けの機能強化が図られており、ドメインコントローラ機能や認証機能の拡張により、既存の NT ドメインを Samba サーバーへ移行する際の制限はほぼ解消されたと言えます。Samba 3.0 の主な新機能、機能拡張には以下のものがあります。
国際化機能の変更(libiconv の採用)
ネットワーク上の文字コードの変更(Shift-JIS → UCS-2)
ACL(Access Control List)のサポート
ドメインコントローラ機能の強化
LDAP サーバーとの連携強化によるユーザーの一元管理
グローバルグループの作成
ドメインの信頼関係
Windows の NT ドメイン環境からの以降(net vampire コマンド)
Active Directory への参加機能
Windbind の GID/UID 統合
ユーザー認証機能の拡張(passdb backend パラメータ)
pdbedit コマンドによるユーザー管理
net コマンドのサポート
SWAT の国際化
Samba に関する詳細な情報は、Samba Team 公式サイトや日本 Samba ユーザー会のサイトから入手することができます。