11.3. ProFTPD の起動と停止

ProFTPD サーバープログラムの実体は、proftpd というデーモンです。Turbolinux 10 Server で proftpd の起動や停止を行うには、/etc/init.d/proftpd スクリプトに以下のオプションを指定して実行します。

注意

proftpd は、スーパーサーバー xinetd により起動を制御することも可能です。その場合は、以下の方法で起動しないでください。詳細については、項11.3.1 を参照してください。

表 11-2. /etc/init.d/proftpd の起動オプション

オプション操作
startproftpd デーモンを起動します。
stopproftpd デーモンを停止します。
restartproftpd デーモンを再起動します。
statusproftpd デーモンの起動状況を確認します。
reread設定ファイルを再読込みします。

proftpd を起動するには、以下のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/proftpd start

Turbolinux 10 Server の ProFTPD は初期設定のままで、基本的な FTP サーバーとして動作します。上記コマンドを実行するだけで、Turbolinux 10 Server にアカウントを持つユーザーは、FTP クライアントで自分のホームディレクトリにログインできるようになります。

proftpd を停止するには、以下のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/proftpd stop

Turbolinux 10 Server の起動時に proftpd を自動的に開始するには、以下のように chkconfig コマンドを実行しておきます。

# chkconfig proftpd on

proftpd の設定ファイルを変更した場合は、変更を反映するために proftpd を再起動します。

# /etc/init.d/proftpd restart

11.3.1. xinetd 経由で起動する

Turbolinux 10 Server の ProFTPD は、proftpd デーモンが常に起動待機しているスタンドアローンモードで起動しますが、設定ファイルの /etc/proftpd/proftpd.conf を編集することで、スーパーサーバーを経由した起動に変更することも可能です。

スタンドアローンモードでの起動

スタンドアローンモードで起動するには、/etc/proftpd/proftpd.conf ファイルの ServerType が以下のように設定されていることを確認してください。Turbolinux 10 Server の初期設定は、スタンドアローンモードです。

ServerType          standalone

スーパーサーバーモードでの起動

proftpd の起動をスーパーサーバーである xinetd で管理するには、/etc/proftpd/proftpd.conf の ServerType を以下のように変更します。xinetd による起動でも inetd と記述します。

ServerType          inetd

次に、Turbolinux 10 Server の初期状態では proftpd を起動するための設定ファイルは存在しないため、/etc/xinetd.d/ ディレクトリへ以下の内容を記述した /etc/xinetd.d/ftp ファイルを作成します。設定ファイルの詳細については、項19.3 を参照してください。

service ftp
{
        disable         = no
        socket_type     = stream
        protocol        = tcp
        wait            = no
        user            = root
        server          = /usr/sbin/in.proftpd
}

作成後、設定を反映させるために xinetd を再起動します。

# /etc/init.d/xinetd restart

次に、Turbolinux 10 Server の xinetd は TCP Wrappers によるアクセス制御を行いますので、/etc/hosts.allow を編集しアクセスを許可するホストを指定する必要があります。標準の /etc/hosts.allow ファイルには、以下の記述がありますので、コメントをはずし修正します。

#in.proftpd: sample.foo.bar.edu

以下の例では、.turbolinux.co.jp ドメイン、および 192.168.0.1 の IP アドレスを持つホストからのアクセスを許可しています。TCP Wrappers の詳細は項19.1を参照してください。

in.proftpd: .turbolinux.co.jp
in.proftpd: 192.168.0.1

注意

本ガイドでは、スタンドアローンモードによる起動を前提に記載しています。