10.8. UW POP3/IMAP4 サーバーの起動

クライアントがメールスプールからメールを引き取るには、POP3 または IMAP4サーバーを起動しておく必要があります。POP3 は、ユーザーがメールクライアントでメールを引き取るときに最も一般的に利用されているプロトコルです。IMAP4 は、POP3 と同様にメールサーバー上のスプールからメールを引き取るために使用されるプロトコルですが、POP3 がスプールからメールクライアント側のメールボックスにメールを取り込むのに対し、IMAP4 はサーバー上に置かれたメールボックスで受信したメールを管理する点が異なります。Turbolinux 10 Server には、米ワシントン大学(UW:University of Washington)がリリースしている POP3/IMAP4 サーバーが収録されています。

UW - IMAP Information Center

http://www.washington.edu/imap/

POP3/IMAP4 サーバーはスーパーサーバーデーモンである xinetd 経由で起動されます。xinetd についての詳細は、項19.3を参照してください。POP3 サーバーを有効にするには、以下のコマンドを実行します。

# chkconfig pop-3 on

IMAP4 サーバーを有効にするには、以下のコマンドを実行します。

# chkconfig imap on

これにより、/etc/xinetd.d/pop-3、および /etc/xinetd.d/imap の disable 属性の値が no(有効)に書き換わります。xinetd を再起動して、これらのサービスを有効にします。

/etc/init.d/xinetd restart

実際にクライアントが POP3/IMAP4 サーバーにアクセスするには、/etc/hosts.allow でアクセスを許可するホストを指定する必要があります。Turbolinux 10 Server の xinetd は、TCP Wrappers によるアクセス制御を行う仕様になっており、/etc/hosts.allow でのアクセス制御のあとに、xinetd でのアクセス制御を行います。

例えば、以下のように記述をすれば、すべてのホストからのアクセス要求を受け入れるようになります。TCP Wrappers の詳細については、項19.1 を参照してください。

ipop3d: ALL
imapd: ALL