第 44章Java CD の使用方法

44.1. Java CD 概要

かつて WWW、DNS、メールサーバーといったエッジ系サーバーとしての利用が大半をしめていた 第 1 世代 Linux から、現在ではオープンソースの DBMS やアプリケーションサーバーとしての利用が本格化した 第2世代 Linux サーバーへの移行が急速に進んでいます。このような背景を受け、Turbolinux 10 Server の「Java CD」では、扱いやすい別 CD-ROM という形態でオープンソースのアプリケーション開発環境をご提供しています。具体的には、JavaVM 環境にアプリケーションサーバーとして Tomcat4、5 の両バージョン、3 階層 Web アプリケーション環境として JBoss、統合開発環境の Eclipse などの Java ソリューションを収録しています。

これらを利用いただくためには、インストーラで「インストール CD 1」、「インストール CD 2」をインストールした後に、項44.2 の手順で「Java CD」のインストールを行う必要があります。

注意

Turbolinux 10 Server のインストーラ時に「Java CD」をインストールすることはできません。ご注意ください。

ティップ

「インストール CD 1」には、 Java-1.4.2 の JRE(Java Runtime Environment)が収録されています。Turbolinux 10 Server のインストール後すぐに Java の実行環境をご利用いただけます。

44.1.1. 「Java CD」に収録されているアプリケーション

「Java CD」に収録されている主なアプリケーションは以下の通りです。

表 44-1.

収録アプリケーション概要
Tomcat4Java サーブレット、JSP を処理するアプリケーションサーバー
Tomcat5Java サーブレット、JSP を処理するアプリケーションサーバー
JBossJ2EE 仕様準拠のアプリケーションサーバー
StrutsJava 言語を使用して Web アプリケーションを開発する際に必要なフレームワーク
Eclipse統合ソフトウェア開発環境
SELinux/AidSELinux のセキュリティ支援プログラム

「Java CD」に収録されているパッケージはそのライセンス形態により 2 つに分類することができます。

free パッケージ

各パッケージソフトウェアの利用規約に従って自由に利用が可能なパッケージで、バイナリ RPM の形式で「Java CD」に収録されています。rpm コマンドや turbopkg でインストールを行い、すぐにご利用いただけます。turbopkg を使用したインストール手順は、項44.2.1 を参照してください。free パッケージを使用する主なアプリケーションとしては、JBoss、Eclipse、Struts が該当します。

non-free パッケージ

ソフトウェア利用規約の制限により、再配布が許可されていないパッケージです。したがって、ユーザー自身で必要なファイルを Sun Microsystems 社のダウンロードサイト http://java.sun.com/downloads/ より入手していただきます。「Java CD」には、NoSource RPM 形式でのみパッケージが収録されており、バイナリ RPM は収録されていません。ダウンロードしたファイルを使用して NoSource RPM ファイルからバイナリ RPM ファイルを作成しインストールを行います。インストール手順の詳細は、項44.2.2 を参照してください。non-free パッケージを使用する主なアプリケーションとしては、Tomcat4/5(項44.2.2.1 参照)、selpec-tomcat4(SELinux/Aid WUI モードの selpec、項44.2.2.2 参照)が該当します。また、項44.2.2 には、パッケージごとに必要なコンポーネントが記載されています。インストールを開始する前に確認してください。