第 39章プリンタの設定

39.1. CUPS の概要

Turbolinux 10 Server では、標準の印刷システムに CUPS(Common Unix Printing System)を採用しています。CUPS は、Easy Software Product 社が開発し、GPL(General Public License)で提供している UNIX 系プラットフォームにおける次世代の印刷システムです。LPD や LPRng など従来の印刷システムの欠点を補い、ネットワーク印刷やプリンタ管理の機能が充実しています。CUPS の大きな特徴の 1つは、クライアントとサーバー間とのやり取りに IPP(Internet Printing Protocol)を採用していることです。もう 1つの特徴としては、PPD(PostScript Printer Description)ベースの印刷をサポートしている点があげられます。Linux を含む UNIX 系 OS は、プラットフォームやその OS のバージョンによっても印刷システムが異なるため、プリンタメーカーがプリンタドライバを開発することを困難にしてきました。 CUPS は、異なるプラットフォームで共通の印刷システムを提供できるように設計されているため、この問題も解決しています。いくつかのプリンタメーカーは CUPS をベースとしたプリンタドライバの提供をすでに開始しています。また、Turbolinux 10 Server では foomatic というプリンタドライバを導入することにより、CUPS が標準でサポートしているプリンタに加え、数多くのプリンタを使用することができます。ただし、Turbolinux 10 Server ですべてのプリンタが利用できるわけではありません。プリンタを利用できるかどうかは、ご使用のプリンタに対応したプリンタドライバが用意されているかどうかに依存します。

Easy Software Product社

http://www.easysw.com/

Common Unix Printing System

http://www.cups.org/

IPP

http://www.pwg.org/ipp/

LinuxPrinting.org: Foomatic

http://www.linuxprinting.org/foomatic.html