| Turbolinux 10 Server: コマンドガイド | ||
|---|---|---|
| 前のページ | ||
vi とは、UNIX や Linux で使用されている事実上の標準エディタです。実際には、nvi や vim といったさまざまなクローンが存在しますが、操作方法は基本的に統一され一般的に vi と呼ばれています。vi はコンソールで操作するので、使用方法に多少の癖があり、最初は戸惑うかもしれませんが、ファイルを参照したり /etc ディレクトリ以下の設定ファイル等を編集する際に非常に便利ですのでぜひともマスターしておきたいエディタです。また、コンソール上で動作するのでネットワーク上のコンピュータに telnet や ssh でリモートログインしている状況や、Xの起動できない状況であってもそのコンピュータに存在するファイルを編集できできる点も非常に便利です。
以下より vi の基本操作について説明します。
vi を起動するには、以下のコマンドを実行します。
# vi[ファイル名] |
例えば、カレントディレクトリにある sample.txt ファイルを開くには、次のコマンドを実行します。
# vi sample.txt |
存在しないファイル名を指定した場合やファイル名を省略した場合は、新規文書として起動します。
vi には、モードという概念が存在します。基本的には、文字入力などのファイル編集を行う“編集モード”とファイルに対してどのような処理をするかのコマンドを指定する“コマンドモード”です。“編集モード”から“コマンドモード”へは [Esc]キー によって切り替えます。
起動した状態では、コマンドモードになっていますので、文字を入力するには a や i をタイプして編集モードに切り替えます。再びコマンドモードに戻るには[Esc]キーを押します。
以下に vi 上で操作する基本的なコマンドを示します。
表 14-1. vi のキー操作
| モード | [Esc] | モードの切り替え |
| 文字の入力 | a | カーソルの右から入力を開始 |
| i | カーソルの左から入力を開始 | |
| o | 次行を追加して入力を開始 | |
| r | カーソル位置の1文字を置換え | |
| R | カーソル位置から置換え | |
| 文字の削除 | x | カーソルの位置の文字を削除 |
| dd | カーソルの行を削除 | |
| 変更の取り消し | u | 直前の変更を取り消す |
| カーソル操作 | h または[←] | 左に移動 |
| j または[↓] | 下に移動 | |
| k または[↑] | 上に移動 | |
| l または[→] | 右に移動 | |
| [Ctrl] + f | 次の画面へスクロール | |
| [Ctrl] + b | 前の画面へスクロール | |
| 0 | 行の先頭へ移動 | |
| $ | 行の末尾へ移動 | |
| 検索 | /文字列 | カーソルより後の文字列を検索 |
| ?文字列 | カーソルより前の文字列を検索 | |
| n | /文字列で検索したときは、後方へ検索を繰り返す(?文字列で検索したときは逆) | |
| N | /文字列で検索したときは、前方へ検索を繰り返す(?文字列で検索したときは逆) | |
| 保存 | :w | ファイルを保存 |
| :w ファイル名 | 指定したファイル名で保存 | |
| :q! | ファイルの変更を破棄して終了 | |
| :w! | ファイルを上書き保存 | |
| :wq! | ファイルを上書き保存して終了 |