3.2. パスワードの設定と変更 【passwd】

# passwd [ユーザー名]

ユーザーのパスワードを設定/変更するには、passwd コマンドを使用します。設定したパスワードは、ユーザーのパスワード管理ファイルである /etc/shadow ファイルに反映されます。スーパーユーザーである root は、全ユーザーのパスワードを設定/変更できますが、一般ユーザーは自分のパスワードのみ変更可能です。

ティップ

ユーザー名を省略してコマンドを実行した場合は、自分のパスワードを変更します。

例えば、スーパーユーザーである root が、taro というユーザーのパスワードを設定するには、次のコマンドを実行します。

# passwd taro
Changing password for user taro.
New password: 

上記のように表示されたところで、設定するパスワードを入力します。なお、パスワードを変更する場合は、古いパスワードの入力を要求されます。

Retype new password:

確認のため、もう一度同じパスワードを入力します。

passwd: all authentication tokens updated successfully.

パスワードの設定が完了したことを告げるメッセージが表示されます。

注意

パスワードとして好ましくない文字列を入力すると警告が表示される場合があります。短いパスワードは避け、他人に予測されることのない文字列を設定してください。

その他、passwd コマンドの代表的なオプションを以下に示します。

表 3-2. passwdコマンドのオプション

-n 最小日数ユーザーに新しいパスワードを保持させる日数を指定します。この期間を経過するとパスワードの変更が可能となります。
-x 最大日数ユーザーが同じパスワードを使用できる日数を指定します。この期間を過ぎると、ユーザーはパスワードを変更しなければなりません。
-w 警告日数パスワードの使用期限切れを何日前からユーザーに通知するかを指定します。
-i 猶予日数パスワードの使用期限が切れてから、何日間アカウントを使用することを許可するかを指定します。この期間にログインを試みるとパスワードの変更を強制されます。この期間を過ぎるとアカウントは自動的に使用不可となります。