$ mv [オプション] 移動元のファイル名|移動元のディレクトリ名 移動先のディレクトリ名|移動先のファイル名 |
ファイルやディレクトリを移動するには、mv コマンドを使用します。また、mv コマンドは、ファイル名やディレクトリ名の変更にも使用されます。
代表的なオプションを以下に示します。
表 5-4. mv コマンドのオプション
| -b | 移動先に同名のファイルが存在する場合、既存のファイルをバックアップしてから移動します。 |
| -f | 移動先に同名のファイルが存在する場合、強制的に上書きします。 |
| -i | 移動先に同名のファイルが存在する場合、上書きするかどうかを問い合わせ、y とタイプすると上書きされます。y 以外で答えると移動しません。なお、Turbolinux では、~/.bashrc ファイルで mv='mv -i' のエイリアスが定義されています。 |
| -u | 移動先に同名のファイルが存在する場合、既存のファイルのタイムスタンプが古ければ上書きします。同じか新しい場合は移動しません。 |
| -v | ファイルの移動結果(元のファイル名 -> 移動先のファイル名)を表示します。 |
sample.txt を ../public ディレクトリ以下に移動します。
$ mv -iv sample.txt ../public mv: overwrite '../public/sample.txt'? y |
同名のファイルが存在したため、上書きの確認メッセージが表示されます。y をタイプし[Enter]キーを押すと移動します。
![]() | ディレクトリを移動する場合、移動先に同名のディレクトリがあると移動することはできません。 |
mv コマンドは、ファイル名やディレクトリ名の変更にも使用されます。
例えば、sample1.txt を sample2.txt というファイル名に変更するには次のコマンドを実行します。
$ mv sample1.txt sample2.txt |