5.5. ファイル/ディレクトリ名の変更と移動 【mv】

$ mv [オプション] 移動元のファイル名|移動元のディレクトリ名 移動先のディレクトリ名|移動先のファイル名

ファイルやディレクトリを移動するには、mv コマンドを使用します。また、mv コマンドは、ファイル名やディレクトリ名の変更にも使用されます。

代表的なオプションを以下に示します。

表 5-4. mv コマンドのオプション

-b移動先に同名のファイルが存在する場合、既存のファイルをバックアップしてから移動します。
-f移動先に同名のファイルが存在する場合、強制的に上書きします。
-i移動先に同名のファイルが存在する場合、上書きするかどうかを問い合わせ、y とタイプすると上書きされます。y 以外で答えると移動しません。なお、Turbolinux では、~/.bashrc ファイルで mv='mv -i' のエイリアスが定義されています。
-u移動先に同名のファイルが存在する場合、既存のファイルのタイムスタンプが古ければ上書きします。同じか新しい場合は移動しません。
-vファイルの移動結果(元のファイル名 -> 移動先のファイル名)を表示します。

sample.txt../public ディレクトリ以下に移動します。

$ mv -iv sample.txt ../public
mv: overwrite '../public/sample.txt'? y

同名のファイルが存在したため、上書きの確認メッセージが表示されます。y をタイプし[Enter]キーを押すと移動します。

注意

ディレクトリを移動する場合、移動先に同名のディレクトリがあると移動することはできません。

mv コマンドは、ファイル名やディレクトリ名の変更にも使用されます。

例えば、sample1.txtsample2.txt というファイル名に変更するには次のコマンドを実行します。

$ mv sample1.txt sample2.txt