12.2. ネットワークインターフェースの確認【ifconfig】

ネットワークカードに設定された IP アドレスやサブネットマスクなどの情報を確認をするには ifconfig コマンドを使用します。ifconfig コマンドは、設定を表示するだけでなく、設定の変更も可能です。ただし、ifconfig コマンドで指定した設定は一時的なもので、システム再起動後は保持されません。ネットワークの設定は、ネットワーク設定ツールである turbonetcfg を使用されることをお勧めします。turbonetcfg で行った設定は、設定ファイルに保存されるため再起動後でも保持されます。

ネットワーク環境の設定を確認するには、ifconfig コマンドを実行するだけです。-a オプションを指定すると存在する全てのインターフェースが表示されます。オプションを指定しない場合は、動作しているインターフェースのみ表示されます。

# ifconfig -a
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:50:DA:92:76:22  
          inet addr:172.16.36.56  Bcast:172.16.39.255  Mask:255.255.252.0
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:2444723 errors:0 dropped:0 overruns:249 frame:0
          TX packets:156622 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:100 
          RX bytes:281265739 (268.2 Mb)  TX bytes:69667703 (66.4 Mb)
          Interrupt:11 Base address:0x1000 

lo        Link encap:Local Loopback  
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:539111 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:539111 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0 
          RX bytes:47023854 (44.8 Mb)  TX bytes:47023854 (44.8 Mb)

この例では、2つのインターフェース(eth0 と lo)が表示されています。lo はローカルループバックと呼ばれる仮想的なインターフェースで、ネットワーク環境のテストなどで利用されます。なお、ローカルループバックの IP アドレスには、127.0.0.1 が割り当てられます。

以下に出力される表示内容を示します。

表 12-2. ifconfig コマンドの表示内容

Link encapネットワークデバイスの種類。通常は、Ethernet と表示されます。
HWaddrネットワークカードの MAC アドレス。
inet addrIPアドレス
Bcastブロードキャストアドレス
Maskサブネットマスク
UP/DOWNネットワークインターフェースが起動しているかどうかを表示します。
BROADCASTブロードキャストが利用できる場合に表示されます。
RUNNING正常にデバイスドライバがロードされている場合に表示されます。
MULTICASTマルチキャストが利用できる場合に表示されます。
MTUMaximum Transfer Unit(イーサネットフレームにおける格納データの最大サイズ)をバイト単位で表示します。
Metricこのインターフェイスにおけるメトリック値を表示します。メトリックは、ルーティングされる IPバケットの TTL(Time To Live)値を減算するためのホップ数を反映する基礎値です。通常は 1と表示されます。
RX/TX受信パケット(RX)と送信(TX)パケットに関する統計値を表示します。順に、packets(送受信パッケット)、errors(エラーパケット)、dropped(破棄パッケット)、overruns(処理が間に合わなかったパッケット)などを表示します。また、frame(フレームの最大サイズである 1500 byte を超えたフレームの受信回数)、collisions(イーサネットレベルでの衝突検知回数)、txqueuelen(パケットの送信キューのサイズ)なども表示します。
RX bytes受信したバイト数
TX bytes送信したバイト数
Interruptインターフェイスが使用する割り込み番号
Base addressインターフェイスの I/O 開始アドレス