第 9章デバイス関連

9.1. パーティションの表示/編集 【fdisk】

# fdisk デバイス

ハードディスクにパーティションを作成するには fdisk というコマンドを使用します。

既存パーティションの情報を表示するだけならば、-l オプションを指定してコマンドを実行します。

# fdisk -l /dev/hda

ディスク /dev/hda: ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 1467
ユニット = シリンダ数 of 16065 * 512 バイト

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/hda1   *         1       637   5116671    b  Win95 FAT32
/dev/hda2          1213      1467   2048287+   f  Win95 拡張領域 (LBA)
/dev/hda3           638      1173   4305420   83  Linux
/dev/hda4          1174      1212    313267+  82  Linux スワップ
/dev/hda5          1213      1467   2048256    6  FAT16

ここでは、/dev/hda(IDEのプライマリーマスター)に接続されたハードディスクに対してパーティションを新規作成する手順を解説します。

最初に、次のコマンドを実行します。

# fdisk /dev/hda

fdisk が起動すると、以下のようにコマンドの入力を受け付けるプロンプトが表示されます。

コマンド (m でヘルプ):

m と入力して[Enter]キーを押すとコマンドの一覧が表示されます。

コマンド (m でヘルプ): m
コマンドの動作
   a   ブート可能フラグをつける
   b   bsd ディスクラベルを編集する
   c   dos 互換フラグをつける
   d   領域を削除する
   l   既知の領域タイプをリスト表示する
   m   このメニューを表示する
   n   新たに領域を作成する
   o   新たに空の DOS 領域テーブルを作成する
   p   領域テーブルを表示する
   q   変更を保存せずに終了する
   s   空の Sun ディスクラベルを作成する
   t   領域のシステム ID を変更する
   u   表示/項目ユニットを変更する
   v   領域テーブルを照合する
   w   テーブルをディスクに書き込み、終了する
   x   特別な機能 (エキスパート専用)

最初に p を入力して現在のパーティション情報を確認します。新しいハードディスクの場合はパーティション情報は表示されません。

コマンド (m でヘルプ): p

ディスク /dev/hda: ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 1245
ユニット = シリンダ数 of 16065 * 512 バイト

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/hda1   *         1       255   2048256    6  FAT16
/dev/hda2           256       271    128520   82  Linux スワップ
/dev/hda3           272       653   3068415   83  Linux

新規パーティションを作成するには n を入力します。

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
   e   拡張
   p   基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 4

次に、基本パーティションならば p、拡張パーティションならば e、論理パーティションならば l を入力します。ここでは、基本パーティション(/dev/hda4)を作成しますので p と入力します。続いて領域番号 1-4 を指定します。この例では、すでに 1-3 は設定されているので 4 を入力しています。

最初 シリンダ (654-1245, 初期値 654): 654
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (654-1245, 初期値 1245): +500M

次に開始シリンダと終了シリンダまたは作成するパーティションのサイズを指定します。開始シリンダは、空き領域の先頭のシリンダ番号がデフォルトで指定されますので、通常は、そのまま[Enter]キーを押します。

例えば、500MB のパーティションを作成するには 上記の例のように終了シリンダに +500M と入力します。

p を入力してパーティションが作成できたことを確認します。

コマンド (m でヘルプ): p

ディスク /dev/hda: ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 1245
ユニット = シリンダ数 of 16065 * 512 バイト

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/hda1   *         1       255   2048256    6  FAT16
/dev/hda2           256       271    128520   82  Linux スワップ
/dev/hda3           272       653   3068415   83  Linux
/dev/hda4           654       717    514080   83  Linux

作成したパーティションのシステムタイプはデフォルトで Linux になります。スワップパーティションや他のシステムタイプに変更したい場合は t を入力します。領域番号の入力を求められるので、ここでは、先ほど作成したパーティションの 4 を入力します。

ファイルシステムのタイプを変更するには、そのシステムタイプを表す数字を指定します。システムタイプのリストを確認するには l を入力します。

コマンド (m でヘルプ): t
領域番号 (1-4): 4
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): l

 0  空              1b  Hidden Win95 FA 64  Novell Netware  bb  Boot Wizard hid
 1  FAT12           1c  Hidden Win95 FA 65  Novell Netware  c1  DRDOS/sec (FAT-
 2  XENIX root      1e  Hidden Win95 FA 70  DiskSecure Mult c4  DRDOS/sec (FAT-
 3  XENIX usr       24  NEC DOS         75  PC/IX           c6  DRDOS/sec (FAT-
 4  FAT16 <32M      39  Plan 9          80  古い Minix      c7  Syrinx
 5  拡張領域        3c  PartitionMagic  81  Minix / 古い Li da  Non-FS data
 6  FAT16           40  Venix 80286     82  Linux スワップ  db  CP/M / CTOS / .
 7  HPFS/NTFS       41  PPC PReP Boot   83  Linux           de  Dell Utility
 8  AIX             42  SFS             84  OS/2 隠し C: ド df  BootIt
 9  AIX ブート可能  4d  QNX4.x          85  Linux 拡張領域  e1  DOS access
 a  OS/2 ブートマネ 4e  QNX4.x 2nd part 86  NTFS ボリューム e3  DOS R/O
 b  Win95 FAT32     4f  QNX4.x 3rd part 87  NTFS ボリューム e4  SpeedStor
 c  Win95 FAT32 (LB 50  OnTrack DM      8e  Linux LVM       eb  BeOS fs
 e  Win95 FAT16 (LB 51  OnTrack DM6 Aux 93  Amoeba          ee  EFI GPT
 f  Win95 拡張領域  52  CP/M            94  Amoeba BBT      ef  EFI (FAT-12/16/
10  OPUS            53  OnTrack DM6 Aux 9f  BSD/OS          f1  SpeedStor
11  隠し FAT12      54  OnTrackDM6      a0  IBM Thinkpad ハ f4  SpeedStor
12  Compaq 診断     55  EZ-Drive        a5  BSD/386         f2  DOS セカンダリ
14  隠し FAT16 <32M 56  Golden Bow      a6  OpenBSD         fd  Linux raid 自動
16  隠し FAT16      5c  Priam Edisk     a7  NeXTSTEP        fe  LANstep
17  隠し HPFS/NTFS  61  SpeedStor       b7  BSDI fs         ff  BBT
18  AST SmartSleep  63  GNU HURD または b8  BSDI スワップ

例えば、Linux スワップに変更するには、82 を入力することが確認できます。

16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 82
領域のシステムタイプを 4 から 82 (Linux スワップ) に変更しました

コマンド (m でヘルプ): p

ディスク /dev/hda: ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 1245
ユニット = シリンダ数 of 16065 * 512 バイト

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/hda1   *         1       255   2048256    6  FAT16
/dev/hda2           256       271    128520   82  Linux スワップ
/dev/hda3           272       653   3068415   83  Linux
/dev/hda4           654       717    514080   82  Linux スワップ

パーティションの作成が完了したら w を入力して書き込みます。 w を入力し、[Enter]キーを押すまでは、実際に設定した内容はハードディスクへは反映されません。