9.7. CD-R/RWへの書き込み【mkisofs、cdrecord】

CD-R/RW へデータを書き込むには、mkisofs コマンドで ISO9660 のイメージファイルを作成し、次に作成したイメージファイルを cdrecord コマンドを使用して CD-R/RW へ書き込みます。mkisofs、cdrecord は非常に多くのオプションが存在します。ここでは、一般的な使用例を解説します。詳細については、man ページを参照してください。

ここでは、/data ディレクトリ以下のデータ含む data.iso というイメージファイルを作成し、cdrecord で書き込むための一般的な手順について解説します。

注意

従来、Linux で IDE(ATAPI規格)接続の CD-R/RW ドライブへデータを書き込むには、システムに対して ATAPI デバイスを SCSI 接続のデバイスとして見せかける SCSI エミュレーションと呼ばれる設定が必要でした。しかし、Turbolinux 10 Server が採用しているカーネル 2.6 では ATAPI デバイスへの書き込みがサポートされたため、SCSI エミュレーションの設定を行う必要はありません。

イメージファイルを作成するには、次のコマンドを実行します。

$ mkisofs -r -J -o data.iso /data

以下に mkisofs の代表的なオプションを示します。

表 9-4. mkisofs コマンドのオプション

-AApplication ID を指定します。
-bブータブルCD を作成するときに使用されるブートイメージを指定します。
-fシンボリックリンクの実体を含めます。
-JJoliet形式をサポートします。
-oイメージファイルを指定します。
-PPublisher ID を指定します。
-pPreparer ID を指定します。
-rRockRidge拡張をサポートします。
-TTRANS.TBLファイルを生成します。
-VVolume ID を指定します。
-xイメージファイルへ含めないファイルやディレクトリを指定します。

作成したイメージファイルは、ループバックマウントすることで内容を確認することができます。

# mount -t iso9660 -r -o loop data.iso /mnt/tmp

作成したイメージファイルを cdrecord コマンドを使用して CD-R/RW へ書き込みます。はじめに、実際の書き込みを行う前にテストを実行します。-dummy オプションを指定すると処理は行われますが、実際に書き込みを行いません。dev= オプションには、CD-R/RW ドライブのデバイス名を指定します。

# cdrecord dev=/dev/hdc speed=4 -dummy -v -data data.iso

問題がなければ実際に書き込みます。

# cdrecord dev=/dev/hdc speed=4 -v -data data.iso

以下に cdrecord の代表的なオプションを示します。

表 9-5. cdrecord コマンドのオプション

-audio音楽CD を作成します。
-dataデータCD を作成します。
-dummy実際の書き込みは行わずテストを行います。
-eject書き込み完了後、メディアを自動的にイジェクトします。
-v処理の詳細を表示します。
blank=CD-RW を空 (blank) にして終了します。または、書き込む前に CD-RW を空にします。空にする方法には、all(ディスクを完全に空にする)、fast(最小限の手間でディスクを空にする)などがあります。
dev=CD-R/RW ドライブのデバイス名を指定します。
driveropts=burnproofBurn-Proofをサポートしたドライブに指定可能です。
speed=CD-R/RW ドライブが対応している書き込み速度を指定します。