CD-R/RW へデータを書き込むには、mkisofs コマンドで ISO9660 のイメージファイルを作成し、次に作成したイメージファイルを cdrecord コマンドを使用して CD-R/RW へ書き込みます。mkisofs、cdrecord は非常に多くのオプションが存在します。ここでは、一般的な使用例を解説します。詳細については、man ページを参照してください。
ここでは、/data ディレクトリ以下のデータ含む data.iso というイメージファイルを作成し、cdrecord で書き込むための一般的な手順について解説します。
![]() | 従来、Linux で IDE(ATAPI規格)接続の CD-R/RW ドライブへデータを書き込むには、システムに対して ATAPI デバイスを SCSI 接続のデバイスとして見せかける SCSI エミュレーションと呼ばれる設定が必要でした。しかし、Turbolinux 10 Server が採用しているカーネル 2.6 では ATAPI デバイスへの書き込みがサポートされたため、SCSI エミュレーションの設定を行う必要はありません。 |
イメージファイルを作成するには、次のコマンドを実行します。
$ mkisofs -r -J -o data.iso /data |
以下に mkisofs の代表的なオプションを示します。
表 9-4. mkisofs コマンドのオプション
| -A | Application ID を指定します。 |
| -b | ブータブルCD を作成するときに使用されるブートイメージを指定します。 |
| -f | シンボリックリンクの実体を含めます。 |
| -J | Joliet形式をサポートします。 |
| -o | イメージファイルを指定します。 |
| -P | Publisher ID を指定します。 |
| -p | Preparer ID を指定します。 |
| -r | RockRidge拡張をサポートします。 |
| -T | TRANS.TBLファイルを生成します。 |
| -V | Volume ID を指定します。 |
| -x | イメージファイルへ含めないファイルやディレクトリを指定します。 |
作成したイメージファイルは、ループバックマウントすることで内容を確認することができます。
# mount -t iso9660 -r -o loop data.iso /mnt/tmp |
作成したイメージファイルを cdrecord コマンドを使用して CD-R/RW へ書き込みます。はじめに、実際の書き込みを行う前にテストを実行します。-dummy オプションを指定すると処理は行われますが、実際に書き込みを行いません。dev= オプションには、CD-R/RW ドライブのデバイス名を指定します。
# cdrecord dev=/dev/hdc speed=4 -dummy -v -data data.iso |
問題がなければ実際に書き込みます。
# cdrecord dev=/dev/hdc speed=4 -v -data data.iso |
以下に cdrecord の代表的なオプションを示します。
表 9-5. cdrecord コマンドのオプション
| -audio | 音楽CD を作成します。 |
| -data | データCD を作成します。 |
| -dummy | 実際の書き込みは行わずテストを行います。 |
| -eject | 書き込み完了後、メディアを自動的にイジェクトします。 |
| -v | 処理の詳細を表示します。 |
| blank= | CD-RW を空 (blank) にして終了します。または、書き込む前に CD-RW を空にします。空にする方法には、all(ディスクを完全に空にする)、fast(最小限の手間でディスクを空にする)などがあります。 |
| dev= | CD-R/RW ドライブのデバイス名を指定します。 |
| driveropts=burnproof | Burn-Proofをサポートしたドライブに指定可能です。 |
| speed= | CD-R/RW ドライブが対応している書き込み速度を指定します。 |