シェルとは、ユーザーと Linux カーネルのユーザーインターフェイスとして機能するプログラムのことを言います。ユーザーが Linux にログインすると同時にシェルは起動し、コマンドプロンプトの # や $ をコンソールに表示します。X Window System を使用している場合は mlterm や konsole などの端末エミュレータを起動してください。シェルは、コマンドプロンプトを表示し、ユーザーからの命令(コマンド)を受け付ける状態になります。ユーザーは、このコマンドプロンプトにコマンドを入力することで、Linux に様々な処理を命令することができるようになります。このようにシェルは、ユーザーからのコマンド要求をカーネルに伝えるインターフェースとして重要な役割を担っています。さらにシェルは、シェルスクリプトと呼ばれるプログラムを読み込み実行することも可能です。
Linux は、マルチユーザー、マルチタスク OS なので複数のユーザーが同時にログインしてシステムを使用することができます。よって、シェルの環境は、各ユーザーごとに設定され、ユーザーがログインすると同時に、そのユーザーに対して設定されたシェルが起動します。シェルには、いくつかの種類が存在します。Turbolinux で使用できるシェルは、/etc/shells に記述されています。本ガイドでは、各シェルの詳細については解説しませんが、Turbolinux は標準のシェルとして bash(Bourne Again Shell)を採用しており、ログイン時に /bin/bash が起動します。なお、ユーザーがログインしたときに起動されるデフォルトのログインシェルは、/etc/passwd ファイルで定義されています。