■時間帯の設定とタイムサーバーの指定(turbotimecfg)
時間帯の設定やタイムサーバーの指定は、Turbolinux 10 Server のインストール時に行うことができますが、インストール完了後に設定をするには、時間帯設定ツール turbotimecfg を使用します。
■ turbotimecfg の起動
turbotimecfg は、コンソールモードでの起動とグラフィカルモードでの起動をサポートしています。
○ コンソールモードでの起動
turbotimecfg をコンソールモードで起動するには、以下のコマンドを実行します。コンソールから turbotimecfg を起動した場合、標準の表示言語は英語です。日本語で表示するには、miniuni コマンドを実行したあとに turbotimecfg を実行します。
以下の画面が表示されます。
○ グラフィカルモードでの起動
グラフィカルモードで turbotimecfg を起動するには X Window System 上の端末エミュレータ(konsole、mlterm など)で turbotimecfg コマンドを実行します。
以下の画面が表示されます。グラフィカルモードで起動すると、マウスによる直感的な操作で時間帯やタイムサーバーの指定を行えます。
■ タイムゾーン(時間帯)の設定
コンピュータが設置されている場所のタイムゾーン(時間帯)をリストから選択します。タイムゾーンは地方時間、もしくは世界協定時(UTC)からのオフセットで指定することが可能です。どちらを選択するかは、BIOS のハードウェアクロックをどちらに設定しているかに依存します。ハードウェアクロックを UTC に設定している場合は "システムクロックは UTC を使用" を選択します。この場合、選択したタイムゾーンに対応した UTC オフセット(日本の場合は、+9 時間)をシステムクロックに設定します。
設定後、[OK]を押して、設定したタイムゾーンをシステムに反映します。
■ タイムサーバーの指定
turbotimecfg を起動し、「時間帯の設定」画面で[タイムサーバー]を押します。以下の「タイムサーバ設定」画面が表示されます。
タイムサーバーを指定すると、定期的にタイムサーバーへ時刻を問い合わせ、システムクロックを常に正確な時間に保つことができます。タイムサーバーを指定するには "タイムサーバーを使用する" をチェックして以下の項目を指定します。
| NTP を使用する/RDATE を使用する |
タイムサーバーのプロトコルを選択します。 Turbolinux 10 Server では NTP のみサポートしています。 |
| 時間を設定する間隔 |
タイムサーバーと時刻の同期をとる間隔を選択します。 |
| タームサーバーのホスト名か IP アドレス |
社内や契約しているプロバイダがタイムサーバーを運用している場合は、そのホスト名、または IP アドレスを入力します。なお、日本では、Stratum1 のサーバーとして福岡大学の NTP サーバーが公開されています。 |
設定完了後、[OK]ボタンをクリックして turbotimecfg を終了します。
ここでの設定は、/etc/sysconfig/network ファイルへ反映されます。例えば、以下のような設定が記述されます。
TIMESERVERATBOOT=yes
TIMESERVERHOST="ntp.example.com"
TIMESERVERRESYNC="daily"
TIMESERVERTYPE="ntp"
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これらの値は、/etc/init.d/synctime スクリプトにより参照され、/usr/bin/ntpdate コマンドを実行するときのパラメータとして渡されます。これにより、自ホストの時刻同期が行われます。なお、/etc/init.d/synctime スクリプトは、cron デーモンにより定期的に実行されます。例えば、タイムサーバーの同期間隔の設定で "毎日" を選択した場合は、/etc/cron.daily/ ディレクトリに /etc/init.d/synctime スクリプトを実行するための timeresync スクリプトが作成されます。
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