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■パッケージの自動アップデート(AutoTurboPkg)
AutoTurboPkg は、パッケージの自動アップデートツールです。設定後は、指定した時刻にアップデートパッケージのチェックを行い、設定したアップデートポリシーに基づき自動的にパッケージのアップデートが実行されます。システム管理者は、手動でパッケージをアップデートする必要がなくなり、常に Turbolinux 10 Server を最新のパッケージ構成に保つことができます。AutoTurboPkg の設定は、turbosetautopkg スクリプトを実行すると問われる質問に対話的に応答することにより行います。もし、KDE を使用しているのであれば、グラフィカルなインターフェイスで設定することもできます。また、KDE の環境では、デスクトップのパネルに TurboAlert と呼ばれるアップデート通知プログラムが常駐し、アップデートパッケージのチェック結果をアイコンで通知します。



■ KDE での設定

KDE を使用している場合は、パネルの右に アイコンが表示されます。AutoTurboPkg の設定を行うと、アップデートパッケージが存在するかどうかをチェックし、その結果を以下のアイコンで通知します。

セキュリティアップデートあり
バグフィックスアップデートあり
通常のアップデートあり
アップデートパッケージ無し
サーバーに接続不可

アップデートパッケージが検出されたときにアイコンをクリックすると、TurboUpdate が起動し、アップデートパッケージのリスト画面を表示します。

TurboAutoPkg の設定を行うには、 アイコンを右クリックし、表示されるメニューから "設定" を選択します。



以下の設定画面が表示されます。この画面は Turbolinux 10 Server 出荷時の設定画面です。アップデートにより、TurboAutoPkg の設定画面は変更される可能性があります。



Update server
参照するアップデートサイトをプルダウンメニューから選択します。

CheckTime(hh:mm)
アップデートサイトをチェックする時刻をプルダウンメニューから選択します。

Administrator user
管理者のメールアドレスを入力します。ここで入力したメールアドレスにアップデート情報が送信されます。

MTA(mail server)
"Administrator" で指定した管理者へメールを送信するためにメールサーバーを起動するかどうかを指定します。"Stop" を選択するとメールを送信することはできません。

Update check level
アップデートパッケージは、セキュリティアップデート、バグフィックスアップデート、通常のアップデートの 3 つのカテゴリで区別されています。ここでは、どのカテゴリのアップデートパッケージをチェックするかを指定します。

Security セキュリティアップデートパッケージの情報だけをチェックします。
Security + Bug fixes セキュリティアップデートパッケージに加えて、バグフィックスアップデートパッケージの情報もチェックします。
All セキュリティアップデート、バグフィックスアップデートに加えて、通常のアップデートを含む全てのアップデートパッケージの情報をチェックします。
None アップデートパッケージの情報をチェックしません。したがって、AutoTurboPkg は機能しない状態になります。

Security check level
セキュリティアップデートパッケージは、"緊急"(Remote exploits)、"重要"(Local exploits)、"推奨" のレベルを持っています。ここでは、チェックするセキュリティアップデートパッケージのレベルを指定します。

Remote exploits リモートから root 権限を奪取されるセキュリティホールを含む "緊急" のセキュリティアップデートパッケージの情報だけをチェックします。
Local exploits "緊急"(Remote exploits)に加えて、ローカルユーザーに root 権限を奪取される可能性のあるセキュリティアップデートパッケージの情報もチェックします。
All 緊急(Remote exploits)、重要(Local exploits)に加えて、推奨を含む全てのセキュリティアップデートパッケージの情報をチェックします。

Do automatic Updates
自動アップデートを実行するかどうかを指定します。初期値は "No" に設定されていますので、自動アップデートを行うには "Yes" を選択します。この項目を "Yes" にすると、以降の自動アップデートの設定を行えるようになります

Do Security updates
セキュリティアップデートを実行するかどうかを指定します。

Security updates level
"Do Security updates" で "Yes" を選択した場合に、自動でアップデートするセキュリティアップデートパッケージのレベルを指定します。

Do bug fix updates
バグフィックスアップデートを実行するかどうかを指定します。

Do Package upgrades
通常のアップデートを実行するかどうかを指定します。

Do not update
アップデートパッケージを検出したときに、自動アップデートを実行しないパッケージを指定することができます。パッケージを複数指定する場合は、カンマ , で区切り指定します。デフォルトでは、カーネル関連のパッケージ(kernel, kernel-BOOT, kernel-pcmcia-cs, kernel-smp,kernel-smp64G)は自動アップデートされません。

Update only
アップデートパッケージを検出したときに、ここで指定をしたパッケージだけを自動アップデートします。パッケージを複数指定する場合は、カンマ , で区切り指定します。



■ turbosetautopkg スクリプトでの設定

TurboAutoPkg の設定スクリプトである turbosetautopkg を実行します。設定項目は、グラフィカルインターフェイスの設定ツールと同様です。

[Ctrl]+[C]キーで設定を中断することができます。


# turbosetautopkg


============================================================

      Welcome to the AutoTurboPkg configuration tool

============================================================



Which information should I automatically check for?
Note: level 3 includes all updates in levels 2 and 1;
      level 2 includes all updates in level 1
 0 No upgrade or update information should be checked.
 1 Only security update information should be checked.
 2 Security and package update information should be checked.
 3 All package upgrade and update information should be checked.
 At which level should I check for upgrades and updates?default [3] :

アップデートパッケージは、セキュリティアップデート、バグフィックスアップデート、通常のアプデートの 3 つのカテゴリで区別されています。ここでは、どのカテゴリのアップデートパッケージをチェックするかを指定します。


Please select and enter an update server.
ftp.turbolinux.co.jp, ftp.turbolinux.com, ftp.dti.ad.jp, ftp.iij.ad.jp, ftp.kddla
bs.co.jp,ftp.nuie.nagoya-u.ac.jp, ftp.st.ryukoku.ac.jp, ftp.u-aizu.ac.jp, ftp.air
net.ne.jp, ftp.twin.ne.jp, ftp.denshi.ac.jp
default [ftp.turbolinux.co.jp]:

参照するアップデートサイトを指定します。


Please enter the time at which I should attempt to access the update server.
default [15:37]:

アップデートサイトをチェックする時刻を指定します。


Should I attempt to automatically update the packages on your system every day? d
efault [yes] (y/n) : y

自動アップデートを実行するかどうかを指定します。初期値は "No" に設定されていますので、自動アップデートを行うには y を入力します。入力すると、これ以降、自動アップデートの設定を問われます。


Should I attempt to automatically apply security updates to your system every day
? default [yes] (y/n) :

セキュリティアップデートを実行するかどうかを指定します。


At which security level should I automatically attempt to make updates?
Note: level 3 includes all updates in levels 2 and 1;
      level 2 includes all updates in level 1
 1 Updates for security exploits allowing any user to gain root access.
 2 Updates for security exploits allowing local users to gain root access.
 3 All security updates.
Please select the default security priority to be used. default [3] :

セキュリティアップデートパッケージは、"緊急"(level 1)、"重要"(levels 2)、"推奨"(levels 3) のレベルを持っています。ここでは、自動アップデートを実行するセキュリティアップデートパッケージのレベルを指定します。


Should I attempt to apply bug fix updates to your system every day? default [yes]
 (y/n) :

バグフィックスアップデートを実行するかどうかを指定します。


Should I attempt to apply other types of
updgrades (e.g., enhancements) to your system every day? default [yes] (y/n) :

通常のアップデートを実行するかどうかを指定します。


Input the names of packages which I should
attempt to update automatically (separated by commas).
Note : 'None' (or blank) allows all packages to be updated automatically.
default [None] :

アップデートパッケージを検出したときに、ここで指定をしたパッケージだけを自動アップデートすることができます。パッケージを複数指定する場合は、カンマ , で区切り指定します。"None" を指定した場合は、検出された全てのパッケージがアップデート対象となります。



Input the names of packages which I should *not*
attempt to update automatically (separated by commas).
default [kernel,kernel-extramodules,kernel-numa,kernel-pcmcia-cs,kernel-smp,kerne
l-smp64G] :

前の質問で "None" を指定場合に表示されます。ここでは、アップデートパッケージを検出したときに、自動アップデートを実行しないパッケージを指定することができます。パッケージを複数指定する場合は、カンマ , で区切り指定します。デフォルトでは、カーネル関連のパッケージ(kernel, kernel-BOOT, kernel-pcmcia-cs, kernel-smp,kernel-smp64G)は自動アップデートされません。


Enter the email address of this system's system administrator.
default [root]:


管理者のメールアドレスを入力します。ここで入力したメールアドレスにアップデート情報が送信されます。


Is your system's MTA (e.g., postfix) configured to
send update information to root? default [y] (y/n) :
Note that by executing:

    'chkconfig --add postfix',

postfix can be started automatically at system startup.

メールサーバーが起動していない場合に表示されます。管理者へメールを送信するためにメールサーバーを起動するかどうかを指定します。n を入力するとメールを送信することはできません。


============================================================
Update server: ftp.turbolinux.co.jp
Check time (hh:mm): 15:37
Administrator user: root
MTA(postfix) start = yes
Update check level: 3
Security check level: 3
Do automatic updates: yes
Do security updates: yes
Security update level: 3
Do bug fix updates: yes
Do package upgrades: yes
Do not update:
Update only:
============================================================


Shall I update your configuration file
using the settings above?  default [y] (y/n)
Starting postfix:                                                  OK

設定した内容が表示されます。[Enter]キーを押して設定を反映します。


Congratulations!  Configuration is complete.

設定完了のメッセージが表示されます。

設定した内容は、/etc/turboautopkg.conf に出力されます。


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