■オプション機能(パッケージリストとバックアップ)turbopkg(zabom)が提供するオプション機能に設定ファイルのバックアップとパッケージリストの作成があります。ここでは、これらのオプション機能について解説します。
グラフィカルモードであれば、turbopkg を起動し、"オプション" の[次へ]ボタンをクリックします。以下の画面が表示されますので、"パッケージリストの作成" または "バックアップ" の[次へ]ボタンをクリックします。

コンソールモードであれば、turbopkg を起動し、[オプション]を押します。以下の画面が表示されます。

■ バックアップ
バックアップは現在のシステムの設定ファイルを tar ファイルとして保存する機能です。グラフィカルモードの場合は、以下の画面が表示されます。
コンソールモードの場合は以下の画面が表示されます。
" 変更されている設定ファイル" もしくは、"すべての設定ファイル" を選択してバックアップを実行することができます。ただし、ここでいう設定ファイルとは、RPM データベースがパッケージ情報として保持しているものが対象であるため、例えば、ユーザーが独自に作成した設定ファイルは対象にはなりませんので注意が必要です。例えば、/var/named/ 配下に作成した BIND のゾーンファイル等はシステム管理者自身が用意するファイルであるため、RPM はこれらのファイルを設定ファイルとして認識してくれません。したがって、独自に作成した設定ファイルは、個別にバックアップをとる必要があります。
ここでは、バックアップを実行した際の zabom の処理について解説します。RPM のデータベースは、各 RPM パッケージに含まれる設定ファイルの情報を保持しています。例えば、以下の rpm コマンドを実行すると、httpd パッケージに含まれる設定ファイルが表示されます。
# rpm -qc httpd
/etc/httpd/conf/httpd-std.conf
/etc/httpd/conf/httpd.conf
/etc/httpd/conf/magic
/etc/logrotate.d/httpd
/etc/rc.d/init.d/httpd
/etc/sysconfig/httpd
省略...
|
RPM データベースはこのように、パッケージに含まれる設定ファイルの情報を保持しており、以下のように -V オプションを付けて実行すると、インストール後に変更した設定ファイルの一覧を表示することも可能です。
# rpm -V sendmail
S.5....T c /etc/mail/access
..5....T c /etc/mail/access.db
S.5....T c /etc/mail/aliases
S.5....T c /etc/mail/aliases.db
S.5....T c /etc/mail/relay-domains
S.5....T c /etc/sendmail.cf
|
出力結果は、左から 8 桁の文字列、次に設定ファイルを表す c、最後にファイル名となります。8 文字の部分は、ファイルの属性を RPM データベースに記録されているものと比較した結果を表しています。"." は属性が変更されていないことを示しており、以下の文字が表示された場合は、それらの属性が変更されていることを示しています。ただし。アプリケーションによっては、起動時に設定ファイルを書き換えるものもありますので、自分が直接変更した設定ファイルだけがリストされるわけではありません。
| 5 |
MD5SUM |
| S |
ファイルのサイズ |
| L |
シンボリックリンク |
| T |
改変時間 |
| D |
デバイス |
| U |
ユーザー |
| G |
グループ |
| M |
モード |
| . |
変化なし |
このように、バックアップ機能で "変更されている設定ファイル" を選択した場合は、rpm -V で出力されるファイル、"すべての設定ファイル" を選択した場合は、rpm -qc で出力されるファイルが全てのパッケージに対して実行され、その結果出力された設定ファイルがバックアップの対象となります。
■ パッケージリストの作成
パッケージリストの作成は、現在のシステムにインストールされているパッケージリストファイルを作成します。作成したパッケージリストは、 Turbolinux 10 Server のインストール時に読み込み、同じパッケージ構成のシステムを複数台構築する場合に使用することができます。グラフィカルモードの場合は、以下の画面が表示されます。必要に応じて、パッケージリストのファイル名や説明を入力して、[作成]ボタンをクリックします。

コンソールモードの場合は以下の画面が表示されます。

すでにシステムにインストールされているパッケージがリスト表示されます。この画面では、インストールされているパッケージ情報の表示とパッケージの削除が行えます。パッケージ情報を表示するには、パッケージ名を右クリックします。
パッケージを削除するには、削除するパッケージを選択後、[今すぐ削除する]ボタンをクリックします。以下の確認ダイアログが表示されます。
※注意 依存関係が解決されなかった場合は、パッケージのアンインストールを続行しないでください。

[はい]ボタンをクリックしてパッケージの削除を続行します。

削除の状況が表示されます。

パッケージの削除が完了したことを告げるメッセージが表示されます。[詳細表示]ボタンをクリックすると、削除されたパッケージ情報を確認することができます。最後に、[完了]ボタンをクリックして turbopkg を終了します。
■ コンソールモードでの操作
以下のコマンドを実行し、turbopkg を起動します。コンソールから turbopkg を起動すると、デフォルトの表示言語は英語になります。日本語で表示するには、miniuni コマンドを実行したあとに turbopkg を実行します。
[メンテナンス]を押します。すでにシステムにインストールされているパッケージがリスト表示されます。
アンインストールするパッケージを選択します。画面の操作は以下の通りです。
| [Space]キー |
パッケージの選択/解除を行います。選択したパッケージと依存関係にある他のパッケージも自動的に選択されます。 |
| [F2]キー |
ツリー表示をグループのみ表示/グループ + パッケージ表示の切り換えを行います。 |
| [F3]キー |
選択したパッケージの情報を表示します。 |
| [F4]キー |
キーワード検索を行います。 |
| [F6]キー |
全てのパッケージを解除します。 |
パッケージグループのチェックボックスに表示される印の意味は以下の通りです。
| R |
グループ内のすべてのパッケージが選択されています。 |
| r |
グループ内の一部のパッケージが選択されています。 |
| 無し |
パッケージは選択されていません。 |
各パッケージのチェックボックスに表示される印の意味は以下の通りです。
| R |
パッケージが選択されています。 |
| 無し |
パッケージは選択されていません。 |
削除するパッケージの選択後、[削除]を押します。依存関係のチェックが行われ、削除するパッケージリストが表示されます。確認後、[続行]を押してパッケージのアンインストールを開始します。
※注意 依存関係が解決されなかった場合は、パッケージのアンインストールを続行しないでください。
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