■Postfix でメールサーバーを構築しよう
Turbolinux 10 Server は標準の MTA に Postfix を採用しています。ここでは、Postfix で SMTP サーバーを構築するまでの基本的な設定を解説します。
■ MX レコードの確認
Postfix の設定を行う前に、DNS サーバーの MX レコードを設定します。例えば、SMTP サーバーを定義する MX レコードを以下のように定義します。
example.com. IN MX 10 mail.example.com.
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指定した MX レコードは他の SMTP サーバーが taro@example.com 宛てのメールを送信するときに参照します。そして、実際にメールを送信するホストが mail.example.com であると判断します。
■ /etc/postfix/main.cf の編集と Postfix の起動
Postfix を起動する前に最低限必要な基本設定を解説します。/etc/postfix/main.cf の以下の設定項目を編集します。基本的な SMTP サーバーを動作させるだけであれば、他の設定項目を編集する必要はありません。
設定例:
myhostname = mail.example.com
inet_interfaces = ALL
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, $mydomain
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| 設定項目 |
概要 |
| myhostname |
SMTP サーバーの FQDN を指定します。 |
| inet_interfaces |
リモートからの SMTP 接続要求に応答するネットワークインターフェースのアドレスを指定します。Turbolinux 10 Server のデフォルトでは、localhost が指定されています。これは、ローカルホストからの要求にのみ応答する指定です。したがって、初期設定では他のホストから送信された自ホスト宛のメールを受信することができません。受信するには、ネットワークインターフェースを指定する必要がありますが、通常、全てのインターフェースを対象とするため ALL を指定します。 |
| mydestination |
この SMTP サーバーが受信するドメイン名をリストします。デフォルトでは、$myhostname と localhost.$mydomain が指定されています。したがって、taro@mail.example.com ではなく taro@example.com 宛のメールを受信するためには、$mydomain もしくは example.com を指定する必要があります。 |
編集後、Postfix を起動します。
/etc/init.d/postfix start
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以上で Postfix の設定は完了です。これだけで、基本的な SMTP サーバーとして動作します。
次に POP3 / IMAP4 サーバーを起動します。
■ POP3 / IMAP4 サーバーの起動
Turbolinux 10 Server の POP3 / IMAP4 サーバーはスーパーサーバーデーモンである xinetd 経由で起動されます。起動にするには、以下のコマンドを実行します。
# chkconfig pop-3 on
# chkconfig imap on
# /etc/init.d/xinetd restart
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次に /etc/hosts.allow に POP3 / IMAP4 サーバーへのアクセスを許可するホストをに指定します。以下のように指定をすれば、すべてのホストからのアクセス要求を受け入れるようになります。
標準の設定では、/var/www/html/index.html.ja ファイル(ブラウザの言語が日本語の場合)が表示されています。自分で作成した HTML ファイルを表示するには、このファイルを置き換えるか、index.html というファイル名で /var/www/html ディレクトリに配置してください。
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