3.2. ホームフォルダについて

Windows によって認識されたハードディスクや CD-ROM ドライブなどのデバイスは、デスクトップ上のマイコンピュータの中に、"C ドライブ" や "CD-ROM" などのアイコンが表示され、それらのドライブを基点としたフォルダ階層が構築されます。

それに対し、Linux ではルートフォルダ( / と表記します)と呼ばれるフォルダを基点としたツリー構造が構築されます。そして、各デバイスに存在する全てのフォルダやファイルは、この / フォルダからたどることができます。

/ フォルダの中には、bin、boot、dev、etc、home、lib、opt、root、mnt、tmp、usr、var などの様々なサブフォルダが存在します。そして、フォルダとその下位層にあるフォルダやファイルは、/(スラッシュ)の記号で区切ることによって階層を表わします。例えば、mnt フォルダの中にある cdrom というフォルダは、/mnt/cdrom と表記することができます。なお、Windows では、フォルダの階層を C:\Windows のように \ で区切ります。

Turbolinux FUJI でユーザーを作成すると、"ホームフォルダ" という領域がユーザーに割り当てられます。一般ユーザーのホームフォルダは、/home/ユーザー名、システム管理者 root のホームフォルダは /root です。インストーラで taro という一般ユーザーを作成したのであれば、taro のホームフォルダは /home/taro になります。そして、Turbolinux FUJI にログインしたユーザーは、自分のホームフォルダ内で作業します。ホームフォルダ内であれば、ファイルを保存したり、新しいフォルダを作成することもできますが、通常、他のユーザーが所有しているファイルやフォルダへ書き込みを行うことはできません(/tmp フォルダのように全てのユーザーが書き込めるフォルダも存在します。/tmp は一時的な保存フォルダという意味を持った特別なフォルダです)。

したがって、アプリケーションで作成したファイルを保存するフォルダやインターネットからファイル等をダウンロードするときに指定するフォルダは、自分のホームフォルダ以下でなければなりません。ホームフォルダの下には "マイドキュメント"(MyDocument)というフォルダが用意されていますので、このフォルダを活用してもよいでしょう。

実際にフォルダへアクセスするにはファイルマネージャを使用します。ファイルマネージャについては、項3.5 を参照してください。

注意

root ユーザーは、システムのあらゆる操作を許された特権ユーザーであるため、いかなるファイルやフォルダも削除することができます。root ユーザーでログインしたときは、システムに必要なファイルを誤って削除してしまわないように注意してください。