ファイルマネージャ(Konqueror)は、KDE に付属している高機能ファイルマネージャです。ファイルマネージャとは、パソコンの中に入っているファイルを開いたり、コピーや移動、削除したりするのに使います。Windows には、エクスプローラと呼ばれるファイルマネージャがありますが、Konqueror もエクスプローラと同じような感覚で操作することができます。ドラッグ&ドロップにも対応していますので、ファイルやフォルダのコピー、削除、移動といった操作をマウスで簡単に行えます。また、Konqueror はファイルやフォルダの操作だけでなく、画像ビューアや Web ブラウザとしての機能も持ちあわせています。
ファイルマネージャ(Konqueror)は、デスクトップにある
(マイドキュメント)や
(マイコンピュータ)をダブルクリックすると起動します。

ファイルマネージャを操作する各種メニューへアクセスすることができます。
フォルダの移動、ファイルやフォルダの切り取り、コピー、貼り付けなど一般的によく使用されるメニューがアイコンで登録されています。
ビューに表示されているフォルダやファイルのパスを表示します。ファイルマネージャを Web ブラウザとして使用している場合は、その Web サイトの URL を表示します。
ファイルマネージャは、ビューに表示したフォルダのパスや Web サイトの URL をブックマークとして登録しておくことができます。ここには、ブックマークに登録したパスや URL が表示されます。
ナビゲーションパネルの左に表示されているタブをクリックすることで、ナビゲーションパネルの表示を以下のように切り換えることができます。
![]() | ナビゲーションパネルは、メニューバーから "ウィンドウ" -> "ナビゲーションパネルを表示" を選択するか、[F9]キーを押して表示/非表示を切り替えることができます。 |
登録したブックマークを表示します。
ファイルマネージャは Web ブラウザの機能も持ち合わせています。ファイルマネージャで訪れた Web サイトの履歴を表示します。
ログインユーザーのホームフォルダをツリー表示します。
FTP や Web サイトなどネットワーク上に存在するリソースにローカルファイルと同様にアクセスするインターフェースを提供します。初期状態では KDE の公式 Web サイト、および FTP サイトへ接続できます。
/ フォルダ以下のフォルダ階層をツリー表示します。様々なフォルダが表示されますが、これらのフォルダには、Turbolinux FUJI が動作するために必要なシステムファイルやアプリケーションが格納されています。通常、これらのフォルダへアクセスする必要はありません。また、誤って削除しないように注意してください。
システムが認識しているデバイス、音楽 CD のデータファイル、印刷システムの状態などへアクセスするインターフェースを提供します。
フォルダの内容が表示される場所です。標準ではフォルダやファイルがアイコンで並んで表示される "アイコンビュー" というモードで表示されます。他にも様々な表示モードが用意されており、メニューの "表示" -> "表示モード" でビューの表示モードを変更することができます。
ビューに表示されたファイルをダブルクリックすると、そのファイルをオープン可能なアプリケーションが自動的に起動します。たとえば、拡張子が .txt のファイルをダブルクリックすると、テキストエディタの "ワードパッド"(KWrite)が起動します。また、ファイルを右クリックしてファイルを開くアプリケーションを指定することも可能です。
CD-ROM 、あるいはフロッピーディスクをドライブへ挿入します。
(マイコンピュータ)をダブルクリックしてファイルマネージャを起動すると、Turbolinux FUJI が認識しているファイルシステムや CD-ROM、フロッピーディスクへアクセスするためのアイコンが表示されます。

これらアイコンをダブルクリックするだけで、そのデバイスに存在するファイルやフォルダへアクセスすることができます。
![]() | David がインストールされている環境では、パネルに常駐している David プログラムが CD-ROM が挿入されたことを検知し、自動的にファイルマネージャに CD-ROM の内容を表示します。 |
CD-ROM やフロッピーディスクを取り出すには、ファイルマネージャを終了するか、ファイルマネージャを操作して CD-ROM やフロッピーデスク内のフォルダから移動する必要があります。例えば、
をクリックしてホームフォルダへ移動します。CD-ROM やフロッピーディスク内のフォルダにアクセスした状態で取り出すことはできません。
![]() | submount について |
|---|---|
以前は、CD-ROM やフロッピーディスクを使用する際には、マウントやマウント解除といった操作が必要でした。Turbolinux FUJI では subfs と呼ばれる機能が新たに実装されており、マウントやマウント解除をしなくても CD-ROM やフロッピーディスクのデータにアクセスすることができます。マウント解除(umount)や取り出し(eject)を実行すると、この機能は無効になってしまいますので注意してください。もう一度、有効にするには、"コントロールセンター" の "サービス設定" で、"submount" を再起動します。また、subfs を無効にしたいという方は "submount" を停止し、"起動時" のチェックを解除してください。 |
Turbolinux FUJI ではファイルマネージャを使用して USB フラッシュメモリ、マルチメディアカードリーダー、あるいは USB ハードディスクなど、USB 接続の外部記憶装置のデータへ簡単にアクセスすることができます。はじめに、
(マイコンピュータ)をダブルクリックしてファイルマネージャを起動します。
Turbolinux FUJI が認識しているデバイスがアイコンで表示されます。この状態でご使用の USB 機器を接続します。しばらくすると、ファイルマネージャのビューにデバイスのアイコンが自動的に表示されます。

表示されたアイコンをダブルクリックするだけで、接続した USB メモリ等のデータへアクセスすることができます。
USB 機器を取り外すには、
で "マイコンピュータ" の画面まで戻り、デバイスのアイコンを右クリックします。そして、表示されたメニューから "マウント解除" を選択します。これで USB 機器を安全に取り出すことができます。

![]() | マウント解除せずに USB 機器を外さないでください。 |
Turbolinux FUJI のファイルマネージャは、他にも以下にあげるような様々な機能が実装されています。これらの機能については、「Turbolinux FUJI ユーザーガイド」を参照してください。
表 3-1. その他の機能
| Web ブラウザ機能 | ファイルマネージャを Web ブラウザとして利用することも可能です。Web ページを表示するには、場所ツールバーに http://www.turbolinux.co.jp/ のような URL を指定するだけです。 |
| ファイルの圧縮と解凍 | "zip"、"tar.gz"、"tar.bz2" といった主要なアーカイブファイル形式に対応しています。ファイルマネージャでアーカイブファイルをダブルクリックしてアーカイブファイルの内容を確認することができます。また、ファイルやフォルダを右クリックして表示される "圧縮" メニューでフォルダやファイルを簡単に圧縮することができます。 |
| 共有フォルダの作成 | フォルダを右クリックして表示される "共有" メニューでフォルダを簡単にネットワーク上に公開することができます。共有したフォルダは、Windows 上のマイネットワークからアクセスできるようになります。 |
| 暗号化フォルダの作成 | 重要なデータファイルへの不正アクセスや情報漏洩を防ぐための暗号化フォルダを作成することができます。暗号化フォルダにコピーしたり、新規作成したファイルはすべて暗号化フォルダによって保護されますので、例えば、ノート型 PC をうっかり置き忘れてしまったり、盗難にあった場合もファイルを暗号化フォルダで管理していれば安心です。暗号化フォルダを作成するには、ファイルマネージャのビューを右クリックし、メニューから "暗号化フォルダを作成" を選択します。 |
| 音楽 CD のリッピング | 音楽 CD を Ogg Vorbis 形式のオーディオファイルとして保存することができます。Ogg Vorbis とは、MP3 のような音声圧縮フォーマットで MP3 代替の有力候補として注目されています。 |
| ネットワークフォルダの作成 | 頻繁にアクセスするネットワーク上のフォルダをアイコンで登録しておくことができます。ウェブフォルダ(WebDAV)、FTP、Microsoft Windows 共有フォルダ、セキュアシェル(SSH)といった接続タイプのネットワークフォルダを作成できます。 |
| FTP クライアント | ファイルマネージャから FTP サーバーにアクセスすることができます。場所ツールバーに ftp://ホスト名/ のように入力します。 |
| SSH クライアント | ファイルマネージャから SSH サーバーにアクセスすることができます。場所ツールバーに fish://ホスト名/ のように入力します。 |