Turbolinux FUJI には、"ATOK for Linux" と "かんな" という 2 種類の日本語入力システムが備わっています。
![]() | 「Turbolinux FUJI Basic」 には、"ATOK for Linux" は収録されていませんので、日本語を入力するには "かんな" を使用します。 |
Turbolinux FUJI では、インストール完了後すぐに "ATOK for Linux" を使用して日本語を入力することができます。ATOK は、株式会社ジャストシステムが開発した日本語入力ソフトウェアです。Advanced Technology Of Kana-Kanji Transfer の頭文字をとったもので、"エイトック" と発音します。ATOK は Windows、Macintosh、Linux と数多くのプラットフォームに対応しており、異なるプラットフォームでも同様の操作で日本語入力が可能です。また、日本語の文脈解析変換や校正支援機能などによる変換率の高さから、多くのユーザーに絶大な評価を受けています。
以下の ATOK パレットがデスクトップの右下に表示されます。

日本語を入力するには、日本語入力モードにします。日本語入力モードの ON/OFF を切り替えるには、キーボードの[半角/全角]キーを押すか、[Ctrl]キーと[スペース]キーを同時に押します。または ATOK パレットの一番左にある "ATOK" ボタンを押します。押すたびに ON と OFF が切り替わります。
日本語の入力は、「読み仮名の入力」→「漢字への変換」→「確定」という流れで行います。読み仮名の入力方法には、ローマ字読みで入力をするローマ字入力とひらがな読みで入力をするカナ入力があります。入力方法の切り替えは[カタカナ ひらがな]キーを押して行います。
読み仮名の入力
ローマ字入力の場合、「今日は晴れです」と入力するには、キーボードから[k][y][o][u][h][a][h][a][r][e][d][e][s][u]のようにキーを押します。カナ入力では、キーボードのカナをそのまま[き][Shift]+[よ]([Shift]キーを押したまま[よ]を押す)[う][は][は][れ][て][゛][す]と入力します。
変換
変換するには変換キー([スペース]キーまたは[前候補 変換(次候補)]キー)を押します。
確定
漢字が表示されたら[Enter]キーを押して確定します。
ATOK for Linux の主なキー操作は以下の通りです(日本語 106 キーボードの場合)。
「ATOK for Linux」は、詳細なオンラインヘルプを提供しています。オンラインヘルプを閲覧するには、ATOK パレットの
をクリックします。以下のようにパネルのボタンが増えます。

をクリックして表示されるメニューから "ATOK のヘルプ" を選択します。Web ブラウザが起動し、以下のオンラインヘルプが表示されます。

Turbolinux FUJI には、第三・第四水準漢字を含むフォントも収録されています。第一・第二水準漢字では不可能であった人名や地名等の入力や表示をサポートしています。しかし、ATOK for Linux の初期設定では、第三・第四水準漢字辞書が無効になっていますので、以下の手順で有効に設定しておくことをお勧めします。ATOKパレットの
をクリックします。以下のように「ATOK for Linuxのプロパティ」画面が表示されます。

"校正支援" -> "機種依存文字" を表示し、"機種依存文字を表示しない" のチェックを外します。次に"辞書・学習"タブを表示します。

"ATOK17第三・第四水準漢字辞書" をチェックし、[OK]ボタンをクリックします。これで以下のように第三・第四水準漢字の入力が可能になります。

Linux 上で動作するオープンソースのかな漢字変換システムとしては、Canna(かんな)と Wnn(うんぬ)がよく知られています。Turbolinux FUJI では "かんな" を標準で採用しており、Turbolinux FUJI Basic をインストールすれば "かんな" を使用して日本語入力が可能です。
その他、"かんな" に関する詳細は、下記の Web サイトを参照してください。
日本語で文字を入力するには、[Ctrl]+[Space]キー、または[半角/全角]キーを押して日本語入力モードに切り替えます。デスクトップにあるステータスが以下のように、日本語入力可能な状態へと変化します。

日本語変換を行うために使用する基本的なキー操作は次の通りです。
表 3-3. "かんな" のキー操作
| 文節を変換する | [Space]キー、[Ctrl]+[N]キー、[Ctrl]+[P]キー |
| 文節を右へ移動する | [Ctrl]+[F]キー |
| 文節を左へ移動する | [Ctrl]+[B]キー |
| 文節を長くする | [Ctrl]+[O]キー |
| 文節を短くする | [Ctrl]+[I]キー |
例として、「彼は、ターボリナックスで仕事をしているそうです。」と変換してみます。

「かれは、たーぼりなっくすでしごとをしているそうです。」と入力し[Spase]キーを押します。すると、以下のように正しく変換されない場合があります。

ここから、文節ごとに正しく変換していきます。まずは、"枯葉、"が選択された状態で[Space]キーを押して正しい漢字に変換します。[Ctrl]+[N]キー、または[Ctrl]+[P]キーで変換することもできます。

[Ctrl]+[F]キーで文節を移動します。

[Ctrl]+[I]キーで文節を短くします。

[Space]キーを押して "出" を "で" に変換します。

このようにして、文章全体を正しく修正したら[Enter]キーを押して確定します。

Turbolinux FUJI には、株式会社リコーの TrueType フォント 5 書体が収録されています。リコーフォントは、Windows および UNIX のシステムフォントとして、また PDA や携帯電話等でも採用されている実績のある高品質なフォントです。Turbolinux FUJI ではシステムの標準フォントにリコーフォントを採用しており、 デスクトップの表示や各種アプリケーションで使用できるように設計されています。また、TL ゴシックは、MS ゴシックに準拠していますので、Windows のデスクトップ環境に慣れたユーザーの方へも違和感のない外観をご提供することができます。また、TL ゴシックと TL 明朝には第三 / 第四水準漢字も含まれています。

![]() | TLP ゴシック(TLPGothic)など "P" の付くフォントも収録されています。これらは、可変幅(プロポーショナル)フォントです。 |
![]() | ファイルマネージャや Web ブラウザ Firefox などのフォント設定に、"Sans" というフォント名が表示されていますが、実際に表示されているフォントは "TLP ゴシック" なので問題ありません。"Sans" というフォント名は内部に "TLP ゴシック" を含んでいます。 |