付録 A. インストールオプション

インストーラの起動画面では、起動メニューと起動オプションを組み合わせることにより、インストーラの動作を変更することができます。通常のインストール手順で問題が発生した場合にインストールオプションを指定すると、その問題を回避できる可能性があります。インストーラの起動画面は、「インストール CD」から起動した場合と「インストールディスク」から起動した場合とでは異なります。

「インストール CD」から起動した場合は、以下の起動画面が表示されます。

以下の起動メニューから希望のモードを選択し、必要であれば起動オプション(boot option)を入力することができます。起動オプションを複数指定する場合は空白で区切ります。

起動メニュー

表 A-1. 起動メニュー

installX Windows System を使用したグラフィカルなインターフェースを使用するデフォルトのインストーラを起動します。
noacpiACPI を無効に設定します。Turbolinux FUJI のカーネルは ACPI を標準で 有効に設定しています。ACPI を無効にしないと起動しない機種をご使用の場合などに指定します。
resolutionインストーラが使用する画面解像度を指定するダイアログが表示されます。横長ディスプレイなどの特殊な解像度を使用する場合に指定します。
vesaインストーラの X Windows System が VESA モードで起動します。XFree86 でサポートされていないビデオカードをご使用の場合に VESA を指定することによって、利用できる可能性があります。
textテキストベースのインストーラを起動する場合に選択します。X Window System が正しく表示されないシステムやマウスが接続されていないシステムでもインストールを可能とします。
Rescue System何らかの原因でインストール後のシステムにトラブルが発生した場合にレスキューシステムを利用すると、ハードディスクを使用せずにシェルを起動できますので、起動不可能なシステムのリカバリやトラブルを解決するための情報収集に役立てることができます。
Kickstartインストーラを Kickstart モードで起動します。ブートディスクやインストール CD に格納した ks.cfg ファイルを参照し、全てのインストール作業を自動的に処理します。インストール CD や システムインストールディスク内には、サンプルの ks.cfg ファイルが存在します。

インストールディスクから起動した場合は、以下の起動画面が表示されます。

boot: プロンプトの表示に続けて起動ラベルを入力します。必要であれば起動ラベルに続けて起動オプションを追加することができます。 起動オプションを複数指定する場合は空白で区切ります。入力を省略した場合のデフォルトの起動ラベルは install です。ただし、起動オプションを指定する場合は、起動ラベルを省略することはできません。以下に入力例を示します。

boot: install vesa nousb

起動ラベル

表 A-2. 起動ラベル

installX Windows System を使用したデフォルトの GUI インストーラを起動します。
textテキストベースのインストーラを起動する場合に選択します。X Window System が正常に動作しないシステムやマウスが接続されていないシステムでもインストールを可能とします。
ddドライバディスクを使用する場合に選択します。

起動オプション

表 A-3. 起動オプション

ICHRAID=aarichIntel ICH5R、ICH6R、ICH7R の提供する SATA RAID 機能の RAID BIOS に Adaptec SATA Host RAID を使用している機種の場合に指定する必要があります。
lowresインストーラが使用する画面解像度を 640x480 とします。
vga16インストーラの X Windows System が VGA モードで起動します。
vesaインストーラの X Windows System が VESA モードで起動します。起動メニューにて vesa を選択した場合と同様です。
xresインストーラが使用する画面解像度を指定するダイアログが表示されます。横長ディスプレイなどの特殊な解像度を使用する場合に指定します。起動メニューにて resolution を選択した場合と同様です。
force_psauxPS2 マウスの検出に失敗し、利用できない場合に指定します。
nopcmciaPCMCIA デバイスを無効にします。PCMCIA デバイスの認識に問題がある場合に使用します。
nousbUSBデバイスを無効にします。USB デバイスの認識に問題がある場合に使用します。
no1394IEEE1394 デバイスを無効にします。IEEE1394 デバイスの認識に問題がある場合に使用します。
noprobeハードウェアを自動認識しません。ドライバを選択するダイアログが表示されます。
pci=biosPCI デバイスの情報を BIOS から取得します。PCI デバイスが正常に認識されず、不意にドライバディスクを要求されてしまうような場合に指定します。
driverdiskドライバディスクを使用する場合に指定します。
ftpFTP またはローカルハードディスク経由でインストールを行う場合に指定する必要があります。
rescueレスキューシステムを起動します。起動メニューにて Rescue System を選択した場合と同様です。