3.16. セキュリティの設定

3.16.1. 標準選択

システム起動時に開始するサービスを設定します。手動で各サービスの設定を行うこともできますが、開始するサービスを使用目的に合わせて定義したセキュリティレベルによる設定が可能です。選択可能なセキュリティレベルの種類は以下のとおりです。

表 3-6. セキュリティレベルの種類

高レベルクライアントととして使用する際に、必要最低限のサービスだけを起動します。セキュリティ的にはもっとも安全な設定です。直接インターネットに接続されるコンピュータの場合は、このレベルを推奨します。
中レベル"高レベル" に加え、SSH サーバーやメールサーバー(Postfix) などいくつかのサービスが起動されます。
低レベルほとんどのサービスを起動し、多くのポートが開かれた状態となります。さまざまなサービスを利用できますが、セキュリティ的にはもっとも危険な状態です。インターネットに接続するマシンに設定すべきではありません。

通常は、インストーラの標準設定である "高レベル" を選択することをお勧めします。各セキュリティレベルで起動されるサービスは、カスタム選択で確認することができます。さらに、上級ユーザーであれば、手動で各サービスの設定を行うこともできます

「インストールタイプの選択」で標準の「標準デスクトップ」を選択した場合に、高レベル、中レベルで起動されるサービスは以下の通りです。選択したインストールタイプにより、インストールされるサービスは異なります。

表 3-7. セキュリティレベルで起動されるサービス

サービス名概要
IIimIIIMP ベースの Input Method Server
UpdateCheckアップデートパッケージのチェックスクリプト
acpidACPI(Advanced Configuration and Power Interface)制御デーモン
alsasoundALSA サウンドドライバの読み込み
apmd×APM(Advanced Power Management)制御デーモン
atapidmaATAPI CD-ROM の DMA 有効化
atokx2日本語入力ソフト ATOK のサービス
canna日本語入力ソフト Canna のサービス
clamd×アンチウィルスデーモン
crondプログラム自動実行デーモン
cupsCUPS プリンタサーバーデーモン
freshclam×clam アンチウィルス DB 用アップデートデーモン
fusefuse カーネルモジュールの読み込み
keytableキーボード配列の設定スクリプト
kparamカーネルパラータの設定スクリプト
messagebus×D-BUS 用デーモン
netfs×ネットワークファイルシステムマウントスクリプト
networkネットワークインターフェース設定スクリプト
postfix×メール転送エイジェント
random乱数発生
skkserv×SKK 辞書サーバー
sshd×セキュアシェルデーモン
submountsubfs の有効化
syslogシステムロギング
tuneidend×ハードディスク最適化
udevデバイスファイルの自動生成
xinetdスーパーサーバー

3.16.2. カスタム選択

システム起動時に開始されるサービスが選択されています。"セキュアレベル" に表示されている数値が各サービスに定義されたセキュリティレベルの値です。この数値が低いほど、セキュリティ的にも危険の少ないサービスという位置付けになります。

標準選択で高レベルを選択した場合は、この値が 80 以上、中レベルは 50 以上、低レベルは 20 以上のサービスが選択された状態になります。必要に応じて、開始/停止するサービスの設定を行ってください。

ティップ

サービス設定ツールを使用して、Turbolinux FUJI のインストール後にサービスの起動設定を変更することもできます。